【マリーゴールド】ジュリア&奈七永欠場の大ピンチも…林下詩美、エースの決意表明「大丈夫、マリーゴールドには林下詩美がいますから」【週刊プロレス】
Sareeeの救世主宣言は「余計なお世話」
だが、その思いが一変したのは試合後の控室だった。試合中からジュリアに異変が起きていたことは詩美にもわかっていた。それでも28分というロングバトルを闘い抜いたパートナーを頼もしく思いながら控室に戻ると、ジュリアの負傷が明らかに。 「最後まで闘っていたから大丈夫なのかなって勝手に思ってたんですけど、あらためて聞いたらヤバいなと。腕がボコッとはれ上がってましたから。あの状態で闘い抜いたジュリアはすごい。自分にあれができるか?って言われたらわからない。ジュリアという存在の大きさをあらためて知りましたし、それを知ったからこそ自分がやらなきゃいけないなって。ジュリアが安心して治療できるように、自分もそうだし、所属選手みんなでマリーゴールドを盛り上げていかなきゃいけない」 思えばマリーゴールドは旗揚げ前から話題満載だった。さかのぼればロッシー小川代表のスターダム契約解除を皮切りに、詩美ら元スターダム5選手の追随、アクトレス勢電撃加入、昭和を地でいく旗揚げ直前合宿開催、大熱狂の旗揚げ戦。そしてジュリア骨折、奈七永のコロナ罹患。良くも悪くも話題が尽きない状況が続いているが、詩美は「私の人生、親が離婚したり、普通に過ごしてるかと思ったら家が燃えたり(苦笑)、常に何かが起きているので。そんな林下詩美が所属しているマリーゴールドも常に何かが起きている。やっぱり私はマリーゴールドのエースになるべき存在なんだと思います。今までもなんとかしてきたし、なんとかなった。マリーゴールドもね、大丈夫。林下詩美がいればなんとかなる。林下詩美が何とかします」。 ジュリアに任せっきりだった発信も「赤いベルトを持ってた頃はベルトと一緒にプロモーションで各地を回ってたので。(取材の)オファーいただければ24時間対応しますし、関東近郊でしたらすぐ駆けつけます」。冗談めかしながら、こう語った詩美は決して得意ではないSNSでの発信や情報収集も積極的におこなっていくという。 「いまみんながどう思ってるのかとか、意見を知るのはすごい大事なことだと思うし、(現状だと)やっぱり心配する声が多い。(ジュリアと詩美が)マリーゴールドの2本柱と言っても、ジュリアが団体を支えているイメージの人が強いと思う。それは仕方がないけど、それも変えていきます。そういう人も安心できるような闘いを見せていく。私、頑張ります。頑張んなきゃいけない」 明日26日の新木場昼夜興行はジュリア&奈七永不在のなかおこなわれる。旗揚げ戦で勝利を収めたSareeeが「救世主宣言」しているが、詩美は「余計なお世話」とキッパリ。ジュリア欠場の穴を埋めるべくスクランブル出場した木村花メモリアル5・23後楽園でもメインの大役を務め、VENYとのシングルに勝利を収めた。 マリーゴールドには林下詩美がいる。覚悟を決めたマリーゴールドのエースが団体のピンチをチャンスに変える闘いをきっと見せてくれる。
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