観測史上最も遅い富士山の初冠雪 芦ノ湖畔からも観望、紅葉も進む
11月7日の早朝、富士山で1894(明治27)年の統計開始以来130年間で最も遅い初冠雪が確認され、芦ノ湖畔でも訪れた人々を喜ばせている。(小田原箱根経済新聞) 【写真】芦ノ湖、箱根の山々、冠雪の富士山 富士山の初冠雪は山梨県の甲府地方気象台が観測しており、「初雪」とは異なり、気象台が目視して山頂付近が雪により白く見えた場合に「初冠雪」としている。 今年は箱根の紅葉も例年より1週間から10日ほど遅く、芦ノ湖周辺は色づきはじめた状態。箱根園でアクティビティーを担当する稲葉健二さんは「芦ノ湖や箱根外輪山の奥に雄大な姿を現す白い富士山は箱根を代表する光景。白い富士山と紅葉した箱根の山々。晩秋から初冬への主役がそろそろお出まし」と話す。 富士山の初冠雪が確認できると箱根の山の紅葉は加速する。現在、すすき草原がある仙石原や強羅辺りまで紅葉が進んでいる。標高の低い箱根湯本まで徐々に見頃を迎える「紅葉くだり」が間もなく本格化する。
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