【東京15区補選×政局】得票数から見えた政党の勢力図とは(自民が不戦敗で失ったもの)
各個人の結果から見える今後の政党の勢力図とは?
次は、各個人の結果について、山本氏に解説をしていただきましょう。 酒井氏が5万票近くを獲得した結果については「順当」と山本氏。 山本氏は投票率が43~44%、得票数を5万5千票~6万弱を予想していましたが、投票率が40.70%と予想より低かったとコメントしました。 須藤氏が2位という結果でした。「須藤さんはものすごい人柄がいい。愛される人」と山本氏。「地元の応援団もしっかりしていて、地元にちゃんと刺さっている政治家」と語ります。一方で、湾岸地域では反ワクチンや原発反対などの政策もあり支持が伸びず、「地域で得票に差が出てる」と解説しました。 MC鈴木「NHKの出口調査でも、須藤氏は自民党支持層のおよそ20%、公明党支持層の20パーセントの台半ばを取っているのに、ビックリしました」 山本氏「地元では、須藤さんはすごく人気のある方。自主投票になった政党(支持者)が、須藤さんに投票するのは全然あり得る」結果だと語りました。 金澤氏については、前回出馬した時よりも惜敗率を落としました。 今回、山本氏は「深川や亀戸でグループヒアリングを行った際に『金澤さんを見たことない』という人がいた」と語ります。辻立ちを15,000回やったと話す金澤氏ですが、肝心の有権者が「この人知らない」という状況でした。 山本氏は「有権者は色んな所に散っているわけで、本当に地道にやっているのであれば、もうちょっと知名度が上がったはず」と語り「運動量が足りなかったのか、もしくはやっている運動が本来やるべきことではなかったのか、その辺はちょっと反省するべきところかな」とコメントしました。 2万4千票を獲得した飯山氏については「なんだかよくわからない」と山本氏。 MC鈴木は「山本さんでもわからないことがあるんですか!」と思わず驚きます。 飯山氏は、電話調査では、5位など下の方の結果となることも。しかし、インターネットの調査では順位が上がる傾向があり、25,000票近く獲得した結果から「浸透はしていた」と分析する一方で「どこに浸透していたかよくわからない」と山本氏。 飯山氏は、街頭演説でも多くの人が集まり、注目候補でした。「特定の政党からの支持ではなく、諸派からガバッと票が集まる」傾向があり「今までの政治調査やその有権者に対するヒアリングから漏れた有力候補」と解説しました。 また、今回の選挙結果を見ると日本保守党は、「今後全国比例で2.5~3の議席を取って国政政党化して、民族系保守の牙城になる可能性も否定できない」と山本氏は仮説を述べました。