LME銅上昇、米大統領選控えドル下落-アルミやニッケルも高い
(ブルームバーグ): ロンドン金属取引所(LME)の銅やアルミニウムなどの非鉄金属相場はアジア時間4日の取引で上昇。5日の米大統領選挙を前に、ドルが下落した。
ドル指数は低下。最新の世論調査で共和党候補のトランプ前大統領の明確なリードが示されず、投資家の間でトランプ氏優勢との見方が後退した。
大半の非鉄金属は10月に月間ベースで下落。中国の新たな景気対策を巡る当初の楽観的観測が一変し、効果について疑念が強まった。市場は今週開催される全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会で追加刺激策が打ち出されるかどうかに注目している。
LMEの銅相場は上海時間午後0時8分(日本時間同1時8分)時点で0.7%高の1トン=9636ドル。アルミは0.5%上昇し、ニッケルは0.8%上げている。
一方、シンガポール市場の鉄鉱石先物は0.8%高の102.95ドル。1日は1.5%下落していた。
原題:Copper and Other Metals Rise as Dollar Falls Before US Vote(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Bloomberg News