【米国株ウォッチ】iPhone 16を発売したアップル、買い替え需要促進なるか?
過去3年間におけるアップル株の値動きは一貫しているとは言い難い
■目標株価 過去3年間におけるアップル株の値動きは一貫しているとは言い難く、S&P500種株価指数よりもかなり不安定な動きをしている。アップル株の年間リターンは、2021年に35%、2022年はマイナス27%、2023年に49%だった。 アップルの今年度の収益は、インドなどの新興市場の成長に牽引され、市場予想では9%増の3900億ドル(約57兆円)となり、過去最高を記録する見込みだ。アップルはコスト管理にも長けている。製品ミックスの改善とサービス売上の増加により、今年度1~9月期の売上総利益率を46%に伸ばし、前年同期の約44%から過去最高水準に近づけた。アップルの強固なバランスシートとサービス事業の高い利益率により、同社は不透明な市場において比較的安全な投資先となる可能性がある。 しかし、米国時間10月3日現在、アップルのPERは約33倍となっており、これはやや割高な水準だと考える。私たちはアップルの目標株価は219ドルとしており、これは現在の株価を約3%ほど下回る水準だ。
Trefis Team