中日に２位指名を受け、記者会見する西濃運輸の吉田聖弥

◇２４日　プロ野球ドラフト会議　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　リポビタンＤ 　中日にドラフト２位指名された西濃運輸の吉田聖弥投手（２２）は岐阜県大垣市の同社で会見し、「本当にかかるのかと思っていたけど、２位という評価をしていただき驚きでしたけどうれしいし、ホッとしています」と喜びを口にした。 ◆2024年ドラフト 各球団１位指名【写真】 　最速１４９キロの直球に加えチェンジアップや落差のあるカーブが武器で、社会人ナンバーワン左腕の呼び声も高い。しかしドラフト解禁イヤーとなった昨年は左肩などの故障の影響で引退も頭をよぎったという。それだけにこれまでの４年間を振りかえると、思わず涙も流れた。「苦しかった。いろいろな方に支えられた。自分一人じゃ乗り越えられなかった」と言葉を詰まらせた。 　ドラゴンズのイメージについては「投手王国なので負けないように頑張りたいです。観客動員数も増えている。楽しみです。今のプロ野球の世界にいる人のようなすごい球が投げられるわけではないので、投球術で抑えられるようにしたい」。真っすぐ前を見据えていた。