ポールがスパーズ加入でウェンバンヤマとタッグ!名将ポポビッチHCも「素晴らしいリーダーであり競争相手」と称賛<DUNKSHOOT>
米メディア『TNT』のクリス・ヘインズ記者は、『NBA TV』の番組内でスパーズ入りを決めたポールと話をしたと明かしていて、「彼はウェンバンヤマと組むことを楽しみにしていた。ポップはチームのカルチャーと、あのチームがやろうとしていることを売り込んだと言っていたよ」と発信。 ポイントガードとして申し分ない実績を誇るポールに対し、“ポップ”の愛称で知られるグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)は現役最長の就任29シーズン目を迎える名将。スパーズ5度の優勝すべてで指揮を執り、レギュラーシーズン通算1388勝(821敗/勝率62.8%)は堂々歴代トップに立っている。 これまでのキャリアで、ポールはピック&ロールからビッグマンたちへ数多くのイージーショットを演出し、持ち前のリーダーシップを発揮して所属チームを勝利へ導いてきた。 そのポールがポポビッチHCの下、224cm・95kgのウェンバンヤマという規格外のオールラウンドビッグマンを操るのだから、期待せずにはいられない。今年3月にポールが所属するウォリアーズと対戦後、ポポビッチHCはポールのことをこう評していた。 「彼はリーグ史上でもベスト、かつ負けず嫌いな選手の1人。素晴らしいリーダーだし、申し分ない競争相手なんだ。彼と会うのはいつだって楽しいね」 昨季ウエスタン・カンファレンス14位の22勝60敗(勝率26.8%)に終わったスパーズだが、ロスターにはウェンバンヤマに加えてデビン・ヴァッセル、ケルドン・ジョンソン、ジェレミー・ソーハン、トレ・ジョーンズ、ザック・コリンズが残っているほか、今年のドラフト1巡目4位ではガードのステフォン・キャッスルを指名。 ウェンバンヤマをはじめとする若手陣の成長、コート内外でリーダーシップを発揮するポールの働きがプラスされれば、今季のスパーズは楽しみなチームになりそうだ。 文●秋山裕之(フリーライター)
【関連記事】
- ポールはアイバーソンより優れている?元選手が持論を展開「AIほどの影響力はないが、キャリアはAIより良い」<DUNKSHOOT>
- 「彼はものすごくユニークなタレント」。NBA屈指の業師がウェンバンヤマとのワークアウトを語る「あの男は想像を膨らませてくれる」<DUNKSHOOT>
- 「何より負けることが嫌い」低迷するスパーズの現状に苛立つウェンバンヤマと、ポポビッチHCが描く未来予想図「段階を飛ばしてはならない」<DUNKSHOOT>
- クリス・ポールとデリック・ローズ、2人のスターPGは対戦経験がほとんどなし?「いつもどちらかがケガをしていた」<DUNKSHOOT>
- 「ポポビッチHCを恨んでいた」ヒートのアデバヨがアメリカ代表での“苦い経験”を明かす「決して忘れない」<DUNKSHOOT>