真冬にクランクベイトでガンガン釣れる!?『ミヤビス』で学ぶ「ソルトクランク」超入門!!
水温が低下するこれからの季節は、いくら海釣りといえどもターゲットが減ってくる…。そんなふうに寂しさを感じているそこのアナタ!!カサゴやタケノコメバルを狙ってみるのはいかがだろうか?しかも「クランクベイト」で!! 各地のフィールドで流行りつつある「ソルトクランク」を、専用アイテム『ミヤビス(アクアウェーブ)』で学んでみよう! 【写真 20枚】ガンガン釣れる「ソルトクランク」ミヤビス
ミヤビス45、ミヤビス45XD(アクアウェーブ)
バス用ルアーではおなじみのルアー・クランクベイトの性能に着目して開発されたアクアウェーブの傑作ルアー。 45mmというコンパクトボディながらも、DRで3m以上、XDなら4m以上も潜航。 リップの付け根に配置されたウェイトによりしっかりと前傾姿勢になり、素早くボトムまで到達。ボトム付近をとにかく長く探れる設計となっている。 また、大きなリップとクランクベイトだからこその浮力は高い根掛かり回避性能につながっている。 カサゴやタケノコメバルが狙えるこれからの季節に楽しめるというこの「ミヤビス」を、生みの親であるコーモランの廣常治樹さんに解説していただこう。
バス用の流用ではない専用設計が新たなジャンルを開拓した
廣常「各地で色々なメーカーさんがソルトルアーゲームでクランクベイトの釣りを仕掛けていますよね。ミヤビスもまあそんな中のひとつなのですが…」 メーカーの人間であり、釣り人でもある廣常さんだからこそのこだわりが込められていた。 廣常「他社さんのものを使っていて思ったんですよ。『浮力が高すぎる』なって。これ、理由は簡単で、皆さん、バス用のクランクベイトをベースにしているからなんですね。淡水で使うものを海で使うと、比重の関係で浮きすぎちゃうんですわ」 クランクベイトといえば、丸いボディデザインのお陰で浮力は高い。だがソルトで使うには、適切な浮力にしたいというのだ。 廣常「ボトムを叩いて止めての繰り返しで使うんですが、浮力が高いと止めた瞬間に浮きすぎてしまうんです。ボトムにいるロックフィッシュがせっかく興味をもっても、バイトしてくれる範囲から瞬時に遠のいてしまう。だから適度な浮力にしたいんです。ゆっくり浮かせて、バイトの間を作りたい」 釣り人として、使いやすい「ソルトクランク」のイメージができあがった廣常さんは、自社でソルトゲーム専用設計のクランクベイトを作ることにしたのだ。 廣常「社内の反対を押し切って(笑)。とか言いつつ、自分自身も不安でしたが…」 ところがいざ発売してみると、あれよあれよと言う間に売れてしまったという。 廣常「2週間で完売しました(笑)。正月休みも返上でお店さんを回って品出しを手伝ったりもしたのですが、商品を並べているそばからお客さんが持っていってしまうくらいでしたね」 その秘密は仕掛けた時期、つまり発売時期にあった。 『ミヤビス』のターゲットは、カサゴやタケノコメバルといったあまりメインターゲットとなる機会の少ない魚種なのだが、コーモランのお膝元である明石界隈では、冬時期にクランクベイトで狙って釣れるというのだ。 つまり、他の魚種の釣りが難しくなる中、エキサイティングな新たな釣りのカテゴリーとして「ソルトクランク」が受け入れられた。その結果、専用設計の『ミヤビス』 が2週間で完売するという事態を呼び起こしたのだ。 廣常「皆さんカサゴのことバカにしてますけど、専門的に狙ったことってないですよね。実はいつでも釣れるわけでは無いですし、潜られることだってあるしでなかなかに奥深いんです。バス釣りのゲーム性が高いのは誰も知っていると思うんですが、カサゴやタケノコメバルみたいなターゲットを相手にして、バス釣りのようにワームもクランクも駆使してその日の正解を見つけていくってのも、相当ゲーム性が高いと思いませんか?」 ルアーフィッシングのオフシーズンをなくし、新たな釣りのジャンルを開拓する。 『ミヤビス』はただ釣れるだけのルアーではないのだ。