2025年の「初日の出」は太平洋側で期待大 登山は大雪や吹雪で危険も
2025年の幕開けを飾る「初日の出」。1月1日は冬型の気圧配置となる見込みで、太平洋側は広い範囲で晴れるでしょう。厳しい冷え込みとなり、万全な寒さ対策が欠かせません。日本海側では雪の降る所が多く、風も強まり大雪やふぶきも。ご来光を目指す登山は無理のない計画を。
2025年の「初日の出」 見られるところは?
2025年の幕を開ける「初日の出」を見に行く計画を立てている方もいらっしゃると思います。 1月1日は、日本付近は冬型の気圧配置となる見込みです。太平洋側や九州は広い範囲で晴れて、すっきりとした晴れ渡る空に地平線から太陽が昇る様子がよく見られそうです。西日本の日本海側も晴れ間が出て、初日の出が期待できるでしょう。 一方、北海道から東北、北陸にかけての日本海側は広い範囲で雪が降り、風も強まり荒れた天気になりそうです。
ご来光登山は危険 山は大雪や吹雪も
年明けは日本海側だけでなく、太平洋側の山沿いにも雪雲が流れ込んで、関東北部や長野県、岐阜県、滋賀県などの山でも雪やふぶきなど悪天候が予想されます。ご来光を見るために登山をするのは危険を伴う恐れがあります。「初日の出」登山は、計画の見直しなどを検討し、無理のない計画を立ててください。
「初日の出」時刻はいつ?
「初日の出」の時刻は、札幌は7時6分、仙台は6時53分、東京は6時51分、名古屋は7時1分、大阪は7時5分、広島は7時16分、高知は7時10分、福岡は7時23分、那覇は7時17分などとなっています。 離島を除いた平地で最も早く「初日の出」となるのは、千葉県の犬吠埼で6時46分です。 なお、元日の朝は厳しい冷え込みが予想されます。全国的に北風も強まり、外でじっとしていると体感的にはかなり寒いでしょう。暖かいブーツを履くなど足元から寒さ対策を心がけ、携帯カイロや手袋など防寒グッズも準備しておいた方が良さそうです。
日本気象協会 本社 石榑 亜紀子