「私たちは女性なの」“月経問題”に配慮したユニフォームをカナダ選手が絶賛「これで生理が漏れても恥ずかしくない」【パリ五輪】
あらゆる選手たちコンディションを考慮した一着が脚光を集めている。カナダの女子レスリング選手が、パリ五輪で着用するシングレット(上下一体型ユニフォーム)のデザインだ。 【画像】エアコンなしの質素なデザイン? パリ五輪選手村の全容をチェック 通気性や伸縮性などパフォーマンスを最大限に披露できるようにあらゆる工夫が凝らされた一着なのだが、話題となっているのが、その配色。白のパンツを廃止する国も出てきたなか、カナダは今大会で上が白、下が深紅のシングレットを採用。これにより生理による女性特有の悩みが軽減されたという。 実際に着用する選手からの評価も上々だ。カナダの放送局『CTV』は「会話のきっかけとなる生理:五輪レスリング選手がタブーな話題に触れる」と題した記事を掲載。その中で女子68キロ級に出場予定となっているリンダ・モライスは「私の場合、月経が来ても競技を止めることはなかった」と告白。「女性アスリートならみんなが生理のせいでちょっと恥ずかしい思いをしている。けど、それは残念なことだと思うの。だって、私たちは女性で、生理は自然なことなのよ。確かに競技中に生理が来ると、イライラすることもあるけどね」と持論を展開した。 そして今回カナダ代表が採用したユニフォームについて「素晴らしいアイデアだと思う。これで生理が漏れても恥ずかしくない」と絶賛したモライスは、「指導者やコスチュームをデザインする人たちができることは、もっと濃い色のシングレットを用意することだと思う」と強調。女性アスリートたちへの歩み寄りの重要性を語った。 月経の際に白色ユニフォームの着用に抵抗がある選手も少なくない。そうした中でカナダ生まれの一枚は、画期的なものとなりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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