【Juju(野田樹潤)ブログ】第104話:「もっといいレースができたはず」スーパーフォーミュラ第2戦が終わりました。
望んでいた状況ではありませんが、午後の予選は与えられた条件の中で精一杯走るしかありません。Aグループで出走した予選ではフリー走行から5秒ほどタイムアップし、グループ10番手、総合19位となりました。 決勝レースは開幕戦と同じく後方からの追い上げになりますが、鈴鹿の時も予選よりレースの方がコースにも慣れてきて安定したラップが刻めたので、今回のオートポリスでも戦い方は同じです。私はシーズン前に「毎戦レースを楽しみ、ひとつひとつ目の前の壁を乗り越えて、成長を遂げていくというのが今やるべきこと」とコメントしていますが、今回のレースでもまさに壁にぶつかった感じ。 今回もそれを乗り越えるために走ります。
マシンのバランスに苦しんだ決勝レース
決勝前のピットウォークではたくさんのファンの皆さんが駆けつけてくれて、レースに向け勇気をもらえました。チームの士気は高いままだし、あとは全力で戦うのみです。
決勝前のピットウォークではたくさんのファンの皆さんが駆けつけてくれて、レースに向け勇気をもらえました。チームの士気は高いままだし、あとは全力で戦うのみです。 スタートはうまく決まり1台を抜いて1コーナーへ。しかしそこで前のマシンに詰まり逆に数台に抜かれてしまい、そこから追い上げるレースがはじまりました。 前のマシンについていきたいのですが、ジリジリと離されていく展開。マシンのバランスを詰めることができなかった影響は大きく、我慢のレースとなってしまいました。
それでも中盤にはラップタイムも上がり、上位陣と遜色のない周もあったのですが、辛かったのはレース終盤でした。ピットインでタイヤ交換をしてコースに復帰するとちょうどトップ集団が後ろから迫っているタイミング。 本当ならクリーンエアでプッシュする予定だったのですが、ラインを譲りながらの走行でリズムが乱れてしまいました。 結果は20位でフィニッシュ。ベストを尽くすというところまではいかなかったかもしれませんが、今回も色々と勉強することができました。
また大勢のファンの方たちやスポンサーの皆さんと触れ合い、気持ちをひとつにしてレースに挑めるのも日本で走る素晴らしい部分なのだとあらためて感じました。 オートポリスのレースが終わってすぐ、私はドイツに向かっています。ニュルブルクリンクサーキットでBOSS GPの第2ラウンドに挑むのです。 SFのレースに活かせる経験をしっかりと積もうと思っています。
Juju(野田樹潤)