【Juju(野田樹潤)ブログ】第104話:「もっといいレースができたはず」スーパーフォーミュラ第2戦が終わりました。
ビッグフォーミュラ修行、BOSS GP開幕戦
みなさんこんにちは、Juju(野田樹潤)です。前回のレポートは4月の半ばだったんですよね。 Juju(野田樹潤)ってどんな人? 最近の写真をみる【スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス 現場より】 あれからすぐ私はヨーロッパに向かい、そして今スーパーフォーミュラの第2戦を終え、再びヨーロッパ行きの飛行機の中でようやく振り返る時間ができた感じです。
4月後半からイタリアに渡った私たちはBOSS GPで乗るマシンをクレモナという小さなサーキットでテストしました。雨の影響で満足に走れませんでしたが、そこからちょっとだけモナコに立ち寄りつつ、5月4~5日のBOSSグランプリ開幕戦に挑みました。場所はドイツ、ホッケンハイムリンクです。 フリー走行と予選ではトラブルが発生して思うように走れなくて、ポールポジションも取れませんでした。それでもレース1のスタートでホールショットを決めトップに立ったのですが、いきなり追突されてしまいリタイアとなってしまいました。 チームはそこから深夜まで、翌日のレース2に向けて懸命にマシンを直してくれました。 一夜明けたレース2。スタート前に雨が降り、濡れた路面が残っている難しい状況でしたが、スタートで2番手につけトップのマシンとテール・トゥ・ノーズで走りました。 ペース的には前に出ることもできたはずですが相手がチームメイトだったし、ここはチームで1-2フィニッシュを決めた方が次のレースに向けよいモチベーションになると思い、ファステストラップを記録しつつ2位でフィニッシュ。もちろんチームは大喜び。 そして私はSFの第2戦に向かったのです。
予想外のトラブルで失った走行時間
九州のオートポリス・サーキットでTGMグランプリチームと合流。 私がスーパーフォーミュラのマシンでここを走るのははじめてのこと。だからこそ予選前に1回しかないフリープラクティスはとても重要でした。
コースを覚えるため使用済みのタイヤで慎重に周回を重ねます。ある程度コース確認が終わった所で本格走行に向け、ニュータイヤを履くためにピットイン。と思ったら燃料系にトラブルが出てしまいコース脇にマシンを止めることになってしまいました。 マシンがピットに運ばれ、メカニックが修理に取り掛かります。修理が完了し再びコースインしたのですが、私が走りはじめた周でチェッカーが振られてしまい、セッティング変更も予選のシミュレーションもできず走行時間が終わってしまったのでした。