親子の会話、バトルになっていませんか? プロに聞く、子どもの話を「聴く力」を身につける方法とは。親の意見や理想はまずいったん脇に置く!
櫻井さんのお話を伺って
親子間で相手の言いたいことを正しく理解しようとする“聴く力”を育むことで、子どもにも“聴く力”が備えられるのではないかと感じました。育った環境や文化が異なる人たちと共に生きていく時代だからこそ、その力が多様性の時代を生き抜く、最強のコミュニケーション能力になるのではないでしょうか。 【お話を伺ったのは】エール(株)代表取締役|櫻井 将 横浜国立大学経営システム科学科卒業後、新卒でワークスアプリケーションズに入社。新規営業にて社長賞を受賞後、人事総務部のマネージャーを経て、GCストーリーへ。営業・新規事業開発、健康経営を支援する子会社を担当する傍ら、幼児教育のNPOを立ち上げ、保育士資格を取得。ビジネス、幼児教育の現場にいる中で「聴くこと」の価値と可能性を強く感じ、2014年から心理学やコーチング、カウンセリングなどを本格的に学び始める。 2017年2月よりエール株式会社に入社、同年10月、代表取締役に就任し、オンライン1on1サービスの開発・販売に携わる。 2023年時点で、エール社が提供するオンラインセッションは年間約30,000件。「聴く」にまつわる講演や研修は年間50回以上、自社メンバーとの1on1は年間300回ほど行うなど、自身も日々「聴く」に向き合い続けている。近著に『まず、ちゃんと聴く。 コミュニケーションの質が変わる「聴く」と「伝える」の黄金比』(日本能率協会マネジメントセンター)
文・構成/鬼石有紀