北とぴあで「新春演芸会」 落語と赤羽を舞台にした浪曲で初笑いを
北とぴあ(北区王子1)で1月11日、「ほくとぴあ亭」の初笑い特別編として「新春演芸会」が開催される。(赤羽経済新聞) ほくとぴあ亭は年6回開催されている落語を主とした口演(こうえん)で、北区文化振興財団が主催している。関東の落語界に存在する「前座」「二ツ目」「真打ち」の3つの階級の中、「二ツ目」の落語家にスポットを当てて、区民に落語に親しんでほしいと2013(平成25)年に始まった。 今回の特別編「ほくとぴあ亭」は、4人の若手落語家の落語の口演のほか、太神楽(だいかぐら)曲芸と浪曲師の玉川太福(だいふく)さんを迎え、赤羽を舞台にした創作浪曲「祐子のスマホ」を披露する。浪曲には欠かせない三味線を演奏する曲師(きょくし)として、現役最高齢で102歳の玉川祐子さんも登場予定。 「祐子のスマホ」は玉川祐子さんがガラケーからスマートフォンに機種変更をした時のドタバタを描いた作品で、浪曲初心者でも楽しめる内容になっているという。 同公演の企画・運営を行う北区文化振興財団の西菜津子さんは「通常のほくとぴあ亭で行われている真打ちを目指す若手落語家の口演に加えて、特別編ならではの演芸がそろっている。演芸好きな人も普段演芸になじみがない人も赤羽が舞台になっている浪曲が演目なので、浪曲初心者にも楽しめる内容になっている。年齢に関係なく、多くの人に2025年の初笑いをしてもらえれば」と話す。 14時開演。会場は北とぴあつつじホール。チケットは一般1,800円。北とぴあ1階のチケット売り場、ほくとぴあチケットオンライン「ほくチケ」で扱っている。
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