「日本は子どもを育てないのが最適解の社会?」 ひろゆき・ゆか夫妻が考える根本的な少子化対策
ひろゆきさんとゆかさんは、何もかもが合わないデコボコ夫婦。付き合い当初から喧嘩も絶えなかったそう。そんな経験をヒントに、渾身のアドバイスをお届けします。 * * * 前回の連載で、夜泣き対応をめぐって夫への憎しみが抑えられない妻へのアドバイスをした西村ゆか&ひろゆき夫妻。議論は続き、話題は少子化問題に。 (前編「『夫への憎しみを抑えられない』子育てで追い詰められた妻にひろゆき・ゆか夫妻が助言した、離婚する前にすべきたった一つのこと」はこちら) ■男女は願望が異なる ゆか「育児の皺寄せや課題解決の負担が女性に行きやすい現状踏まえて、“男性に向けて”ひろゆき君が提言できることって何か思いつく?」 ひろ「男性側だから男性が提言して、女性側だから女性が提言するみたいなのは良くないと思ったり。んで、さらにそれを男性側とか女性側とか対立してるかのように役割を決めてるのも違うと思う」 ゆか「対立ではなく、『妊娠・出産以外のことは男女どっちがやってもいいよね?』に対して『そうだよね』じゃない理由があるの?という純粋な疑問。例えば、私は男性じゃないので、男女どちらでもできると思っていても『ここは実際難しいよ』という想像が及んでいない可能性がある。なので、『男性視点からはどう?』と聞いているわけ」 ひろ「一般論で言うなら、実際に男性と女性が接するので子供の対応は変わることが多い。『どっちがやっても一緒』が成立したとするなら、男性しかいない社会で育った子供と、女性しか居ない社会で育った子供が同じように育って同じように考えるのか?ってことになる。 個人的には、フランスほどの“行き過ぎた”男女平等は、果たして正しいのか?というのは、疑問に思うこともある」
ゆか「その辺突き詰めると、男性は頑張って外で稼いで女性が育てる昔の形に戻る論を想像するけど、終身雇用制が崩れて、男性が家計の中身を担うことが難しくなり、かつ核家族化で『社会で育てる』も出来ない状態だと、どうするのかなぁと」 ひろ「だから先進国は押し並べて少子化になってる。両親やシングルで子供を育てるのはコストが高すぎるので、『子供を育てない』が最適解になる」 ゆか「時間のある金持ちしか、子どもが持てないことになっちゃうね」 ひろ「現状の日本だと男性の収入と婚姻率は相関してるので、そうなってるね。んで、女性の収入と婚姻率はそこまで相関しない。高収入になると婚姻率が下がる。男性は下方婚をするけど、女性はしない。 結局、男女は願望が違うんだよね。同じ願望を持ってるわけではないので、『平等に入れ替えても上手くいくよね?』と思ったら、そうでもない、ってのが最近では分かったことなんじゃないかな」 ゆか「以前、別の悩み相談で取り扱った「家庭では平等より公平を目指そう」 につながる話でもあるね。先ほど『行き過ぎた男女平等は果たして正しいのか?』と言ってたけど、『正しくないのではないか? 昔のように男が稼いで女が育てる社会に戻った方が良いのでは?』という意見として、その状態が成立するのって大黒柱になれる男性だけで、男性が主として家計を担うことが難しくなり、かつ、社会で育てることも出来なくなった現状だと不可能じゃない?」 ひろ「人類は、社会主義を理想だと思ってやってみて上手くいかないとか、終身雇用をやってみて上手くいかないとか、社会システムは試行錯誤し続けてるんだよね。古いものが必ず正しいと言ってるわけではなくて、核家族と一夫一婦制のコンビネーションが上手くいかないのは、そろそろわかってきたという話だと思ってる」 ゆか「既に子がいる状態での、育児負担の軽減方法が課題だったけど、結婚と少子化問題にまで話が広がったね」 ひろ「部屋が汚い時に、どちらが根負けして掃除をし始めるのか?って議論があるじゃん。子供の不調を見た時に、根負けして世話をするのはどちらか?をやると、女性が根負けする率が男女平等のフランスでも高い」