【NFL】アーロン・ドナルド引退について語るマクベイHC、「まさに唯一無二の存在」
ディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドが正式に引退することで、ロサンゼルス・ラムズのディフェンスには約10年ぶりに大きな空白が生じる。
ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイはラムズがドナルドの後任をすぐに見つけることはできないと理解しながらも、4月に行われるドラフトが正しい方向へ進むステップになる可能性があると考えている。現地24日(日)、マクベイHCは年次リーグミーティングの場で『NFL Network(NFLネットワーク)』のスティーブ・ワイチに対し、ラムズがディフェンスを再び補填する最善の方法は、フリーエージェント(FA)と2024年NFLドラフトだと認めた。
マクベイHCはワイチに「話しているように、私たちは選手を加えようとしている。ドラフトは大事な場になるだろう」と話している。「誰もがどうやって展開させたいかというビジョンを持っているはずだが、常に発言権を持つチームが他に31チームある。選手さえそろえば、シュラコーチ(クリス・シュラ、守備コーディネーター/DC)と守備陣のスタッフは土台を作る上で素晴らしい仕事をしてくれると思うが、彼(ドナルド)の代わりを見つけるという事実を甘く見ているわけではない」
ドナルドの後任探しがマクベイHCとラムズにとって厳しい挑戦になるのは間違いない。とはいえ、ラムズがこの数年にドラフトの後半でやってのけてきたことは印象的だったと言えよう。2023年ドラフトで、ラムズはDTコビー・ターナー(2023年シーズンにサック9回を記録)を3巡目で、ワイドレシーバー(WR)プカ・ナクアを5巡目で指名。ナクアはレシーブヤードとレシーブ数で新人記録を樹立するというセンセーショナルな活躍を見せた。
しかし、ドナルドが引退しようとしている中で、マクベイHCはワイチに対し、そのスターディフェンシブタックルとの関係性について思いを打ち明けている。
マクベイHCは「スティーブには言っておこう。アーロンと私は特別な関係で、私ほど長い間、誰かと一緒にいるとそうなるものだ」とコメント。「そういう瞬間を味わっているとき、彼らはそれを受け止めている。言うまでもなく、おそらくこれが彼の最後の年になるだろうという暗黙の了解のようなものがあった。彼はキャリアを通じてけん引し、感化し、影響を与えるという素晴らしい仕事をしてきたが、この年はそれが如実に表れていた。特にディフェンス面で、若手ぞろいだった中でね」