【NFL】アーロン・ドナルド引退について語るマクベイHC、「まさに唯一無二の存在」
「アーロン・ドナルドの代わりはいないということは、以前から分かっていた。幸い、私たちには準備を整える時間が少しだけあった。だが、彼に関しては、まさに唯一無二の存在だ。スティーブ、その言葉は何となく使われていると思うが、選手としてだけではなく、人としてもそうなんだ」
ラムズのユニフォームを身にまとって過ごしたキャリアを通じて、ドナルドはプロボウルに10回、オールプロのファーストチームに8回選出されたほか、AP通信ディフェンス部門年間最優秀選手賞を3度受賞し、スーパーボウルリングを1つ手に入れている。
NFL選手が自分の意思でキャリアを終えられるケースはそう多くない。マクベイHCはドナルドが望み通りのタイミングで引退できることを称賛している。
マクベイHCは「彼のように、自分の意思で引退するのは特別なことだと思う。(第56回スーパーボウルにおける)第4ダウン残り1ヤードという場面で伝説的な瞬間を味わったこともね」と述べ、次のように続けた。「彼はガードを倒して前進し、(シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック/QBジョー)バロウに迫って投球ミスを強いることができた。それから、彼は“リングをくれ”と言う瞬間を迎えられたのだが、彼が望んでいたことをやり遂げる姿を見られたのは、とても特別なことだった。謙虚さと、日々の姿勢、そして一貫性。私の彼に対する評価、感謝、愛情は言葉では言い表せない」
「コーチという仕事に就いてから、私が幸運にも持つことができた最も特別な関係の1つだ。なぜ自分がこれに携わっているのかを思い知らされる。それは、彼のような人たちと一緒にいるためだ。彼はたまたま信じられないほど特別な選手でもあった。ラムズの関係者を除く、多くの人が彼の引退を喜んでいるだろう」