【異例ヒット】始めは上映1館の自主制作映画「侍タイムスリッパー」クチコミとSNSで人気拡大“カメ止め”の再来か?
低予算映画が「東映京都撮影所」で撮影できた特別な理由…
それは、今は亡き、“伝説の斬られ役”福本清三さんとの縁でした。 安田淳一監督: 僕はすごく敬愛する福本清三さんにこの映画に出ていただこうと思って、福本さんの担当の方に脚本とか、コンセプトを渡してたんですよね。 福本清三さんは、時代劇で「5万回斬られた男」として有名な、伝説の「斬られ役」。 安田監督は、制作が決まる前から福本さんに主演をしてほしいと脚本を渡していました。 そんなさなか2021年、制作を待たずして福本さんは亡くなってしまいます。 安田淳一監督: これは本がおもろい。せやから、なんとかならへんかなと思って。安田さんに使わせたってええんちゃうとかね。嬉しかったです。職人の皆さんの人情みたいなものはね、すごく感じました。 福本さんの関係者など、時代劇のプロたちが、映画を実現させようと声を上げてくれたというのです。 そうして、時代劇のプロたちが東映京都撮影所にかけあってくれたおかげで、撮影できた「侍タイムスリッパー」。 映画パーソナリティ 伊藤さとりさん: (エンドロールの)一番最後に福本清三さんの名前が出て来るんですけど、だからこの作品を作ったんだって…。 「愛とリスペクト」っていうものが作品全体に表れていましたね。 安田淳一監督: 時代劇という、この素晴らしいジャンルがですね。これから続いてほしいなと。家族連れでみんなで楽しめる映画っていうのを僕としてはずっと作っていきたいと思ってるし、侍タイムスリッパーもそういう映画になってくれたらいいなと思ってます。 (『めざまし8』 2024年9月23日放送より)
めざまし8