「自民を若手が変えていく」 川崎氏が来社、衆院議員2期目へ抱負
衆院選(先月27日投開票)の比例東海ブロックで再選した川崎秀人氏が6日、津市本町の伊勢新聞社本社を訪れ、小林千三社長に「自民党を若手が変えていく」と2期目への抱負を語った。 川崎氏は自らに政治資金収支報告書の不記載はなかったほか、旧統一教会との関係もなかったにもかかわらず、選挙戦では「政治とカネ」を巡る問題などの「逆風」を受けたと振り返った。 一部から「世襲」との批判を受けたこともあったと紹介。「その一言で片付けられる人生は送ってはいない。サラリーマンとして働き、秘書になってからは地元を歩き回ってきた」と説明した。 その上で「1期目はさまざまな政策を作ってきた。2期目は政策の精度を上げる」と強調。「これだけたくさんの混乱を招いた自民党を、若手が変えるとの意気込みで取り組む」とも語った。 小林社長は芥川龍之介の言葉「世論は常に私刑であり、私刑はまた常に娯楽である」を紹介し、逆風を受けての選挙戦をねぎらった。賃上げなどの負担に直面する民間への支援に期待した。 川崎氏はNTTドコモの社員や衆院議員秘書を経て、令和3年の衆院選三重2区で初当選。先月27日投開票の衆院選では三重2区で立憲民主党の新人に敗れるも、比例復活で当選した。