「カーボベルデのスターになっているとは」 14年前マンUにやってきた“ワースト補強候補”のと呼ばれたFWの今
今月はアフリカ・ネーションズカップに参戦
今から14年前の2010年、ポルトガルのヴィトーリアよりマンチェスター・ユナイテッドに加入したFWベベのことを覚えているだろうか。 当時は期待の若手アタッカーだったベベだが、マンUではまるで結果を残せず。トルコのベシクタシュ、ポルトガルのリオ・アヴェなどへのレンタル移籍を経て、2014年にはベンフィカへと完全移籍。マンUでのプレイタイムは僅か335分間のみに終わり、アレックス・ファーガソン氏が指揮していた中でも歴代ワーストの補強候補に挙げられる選手だ。 以降ベベの名前を聞く日は少なくなったかもしれないが、現在はスペイン1部のラージョ・バジェカーノでプレイを続けている。主力というわけではないが、33歳の今も途中出場を中心に出番を得ている。 さらに代表では、2022年にカーボベルデ代表を選択。世代別代表ではポルトガルを選んでいたが、A代表とは縁がなかった。カーボベルデ代表ではデビューから11試合で4ゴールと結果を残しており、ベベは今月13日よりスタートしたアフリカ・ネーションズカップ2023にもカーボベルデ代表の一員として参戦している。 14日にはグループステージ初戦でガーナ代表と激突し、2-1と見事に勝利。ベベもセンターフォワードとしてスタメン出場しており、SNS上では「14年前ユナイテッドと契約したベベがカーボベルデのスターになっているとは」と驚きの声も挙がっている。カーボベルデ代表でプレイしていることを知らなかったサッカーファンも少なくないだろう。
構成/ザ・ワールド編集部