「菅野智之、黒田博樹とプロフィルが似ている」「岡本和真は不確定」 ポスティング申請スタートで大リーグ公式が特集
海外FA権の取得以前に日本からメジャー挑戦する場合のポスティング(入札)申請が31日(日本時間1日)にスタートし、大リーグ公式サイトは「次なる日本と韓国からの才能の波が大リーグを目指す」とのタイトルで特集。巨人の菅野智之投手と岡本和真選手に加え、ロッテ・佐々木朗希投手らを論評した。 菅野に関しては、2020年シーズン終了後にポスティングでメジャー挑戦を目指したが、契約合意に至らなかったと紹介。ドジャースとヤンキースでプレーした黒田博樹元投手になぞらえた。「菅野は35歳になったいま、再び情熱を持って挑戦を試みる。国際FA権を取得し、今季は15勝3敗、防御率1・67と圧倒的なシーズンを送った。秀逸な制球力で知られ、今季の奪三振/四球率は6・94。黒田博樹とプロフィルが似ている。黒田は33歳で海を渡り、ドジャースとヤンキースで計7年間、先発投手として活躍した」 黒田さんは2014年まで7年間で79勝(79敗)、防御率3・45をマークした。 さらに「4年前はパドレスとジャイアンツを含む複数球団が菅野に興味を示していた。今回も、この両球団が獲得レースに参戦する見込みだ」と報じた。 一方、岡本については今オフのメジャー挑戦が不確定だと伝えた。「2023年のWBC決勝で、米国を相手に侍ジャパンを優勝に導くホームランを放った。右打席から安定したパワーを発揮し、過去7年間で平均33本塁打という数字がそれを証明している。メジャー首脳陣は渡米を期待しているが、今冬もしくは将来にそれが実現するか否かは分からない。菅野智之のメジャー挑戦が確定しているという状況が影響するかもしれない。というのも、巨人が2人の主力を同時に手放すことに二の足を踏むかもしれないからだ」 また、獲得に向かう可能性がある球団にタイガースを挙げ、「タイガースはスコット・ハリス編成本部長の就任以来、アジア圏のスカウト活動を拡張している。さらに、今季はポストシーズン進出も果たし、さらなる大砲の獲得をもくろんでいる」と伝えた。
中日スポーツ