スウェーデン中銀、利下げ継続へ インフレリスク低下=議事要旨
[ストックホルム 26日 ロイター] - スウェーデン中央銀行は26日、8月20日の金融政策会合の議事要旨を公表した。インフレが再び加速するリスクが低下していることから政策緩和のペースを速めることが可能になるという認識を示していたことが分かった。 中銀は同会合で、政策金利を3.75%から3.50%に引き下げ、予想よりも速いペースとなる年内2─3回の追加利下げを見込んだ。 議事要旨によると、テデーン総裁は「私としては12月の会合後に政策金利が2.75%になるよう、2回ではなく3回の利下げを実施できる可能性が高いと考えている」と述べた。 スウェーデンのインフレ率は低下し続けており、中銀目標の2%を2カ月連続で下回っている。 複数の政策当局者は0.50%ポイントの利下げの可能性に言及したが、そのような措置はより劇的な状況でのみ取るべきだとした。 ヤンソン副総裁は「金利が今後取るべき方向性には疑問の余地はないが、慎重なアプローチを支持する要因があると依然考えている」とし、小幅な政策調整が望ましいとの見方を示した。