無敗の中野幹士が10連勝を目指し初10回戦「とにかく殴り続けます」
◆プロボクシング▽スーパーフェザー級(58・0キロ契約)10回戦 中野幹士―サタポーン・サアート(18日、後楽園ホール) ノンタイトル10回戦の計量が17日、都内で行われ無敗のホープで日本フェザー級7位・中野幹士(28)=帝拳=は57・9キロ、WBCアジアスーパーフェザー級暫定王者サタポーン・サアート(20)=タイ=は57・8キロでともに1回でパスした。 中野にとっては初の10回戦で節目のプロ10戦目。「10回戦は初めてですが、10回やるつもりはない。チャンスがあれば倒しに行く。とにかく殴り続けます」と堂々のKO宣言。これまで9勝の内8つがKOというハードパンチャー。サウスポースタイルから一撃で相手を仕留める左ストレートが最大の武器だ。対戦相手のサタポーンはWBCの地域タイトルを持つ現役王者。デビュー戦で黒星を喫したが、それ以降は13連勝と侮れない相手だ。「相手はどんどん前に出てくるタイプ。逆に前に出てプレッシャーをかけて仕留めたい」と10連勝を目指す。 高校3冠から東農大というトップアマから帝拳ジムに入門。「今年中には何らかの(地域)タイトルを取りたい」と意気込む。主戦場となるフェザー級は同じくトップアマからプロ入りした実力者がずらりと並ぶ階級。存在感を証明するためにもインパクトのある勝利が求められる。 一方、サタポーンも「ベストをつくして勝つ」と言葉に力を込めた。
報知新聞社