もう8月だけど? まだ新天地が見つからないスター選手(2)買い手なし? 近年は出場すら…。落ちた元神童
暦も8月を迎え、多くの選手が来る新シーズンに向けて順調に準備を進めている。その一方で今シーズンを戦う新天地が決まっていない選手もいる。今回は、昨季限りで所属クラブを契約満了で去り、無所属が続いている選手をピックアップして紹介する。(データは2024年8月12日現在)
FW:アントニー・マルシャル(元フランス代表) 生年月日:1995年12月5日 前所属:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 23/24リーグ成績:13試合1得点0アシスト アントニー・マルシャルはマンチェスター・ユナイテッドで衝撃のデビューを飾った。切れ味抜群のドリブルと決定力の高さで相手DFを手玉に取り、19歳で開幕した2015/16シーズンはプレミアリーグで11ゴールを記録した。 あれから9年、当時の10代の選手で史上最高額の移籍金で話題を呼んだ神童は“赤い悪魔”を契約満了に伴い退団している。在籍最終シーズンとなった2023/24シーズンは怪我のためにほとんど稼働することができず、リーグ戦13試合で1得点に留まっていた。 加入当初から細かい怪我は多かったが、その頻度は直近の数シーズンで急増している。特に厳しかったのが2022/23シーズンで、1年間だけでハムストリング、アキレス腱、背中、股関節を負傷。復帰しては、別の箇所を負傷する繰り返しで、コンディションが上がらない状況が続いていた。 この満身創痍のコンディションの影響か、今夏にマルシャルの獲得に興味を示しているクラブの情報は少ない。マンチェスター・ユナイテッド時代に同選手は週給13万ポンド(約2280万円)を受け取っており、高額な給与も移籍の障壁となっている。
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