「日本は政権交代に慣れていない。結果を求めるのが早すぎるんとちゃうか」辻元清美氏 大躍進した立憲 他党との連携は
■維新との向き合い方は?
大阪で19の選挙区を全部維新が取って、辻元さんの地盤であった大阪10区の尾辻さんは選挙区では叶わず、維新に取られたということで、維新との向き合いはどういう風に考えるか? 立憲民主党・辻元清美代表代行:大阪は維新強いですよね。そういう意味では、私も今回は、正直申し上げて、(維新が大阪で)1つ2つ落とすのかなという気もあったんですよ。でも取らはった。 万博のこともあるじゃないですか。あんまりチケット売れてへんいう話もあるしね。この追加の負担が必要になったらどうすんねんとか。 あとカジノの賛否っていうのは反対の方が大阪で多いと思いますんでね。政策ごとに維新がやってることで、全部(維新)一色になったらね、右へならえでね。万博にしてもあれだけいろんなことが次から次に予算が出てきたっていうのは、大阪の場合、府議会であったり、議会が(維新)一色だと チェック機能が働かなくなってしまうんですよね。 ですから、そういう意味では、また維新一色になったことは大阪のチェック機能が働かなくなるんじゃないかっていうことが心配と、やっぱり私たちが大阪の中できちんとそういう政策課題については発言していかなきゃいけないなと思っています。
■今後の他党との連携は
立憲・野田代表は政治改革というのは、政権交代だとおっしゃっていた。様々な党があるが、他党との連携というのも選択肢に上がるか? 立憲民主党・辻元清美代表代行:今日朝から執行役員会を開きましてね、それでまずやっぱり首班指名で野田佳彦と書いてもらわないと、政権につくことはできませんのでね。 まずは各党に、誠意を持って首班指名でお願いしたいというところからスタートしたい。今日すでに、各党からの首班指名についての意見交換の打診をしている状況です。 長持ちする政権をつくりたいとおっしゃっていたが、辻元さんが大事にしたいことは何か? 立憲民主党・辻元清美代表代行:大きな政党は謙虚でいくということ。自社さ政権時代は、自民党は239議席だった。たしか11議席足りなかった。社民党は15議席ぐらいだったんですよ。 小さいとこ(党)っていうのは、すぐないがしろにされるとうまくいかないですね。 野中広務さん(官房長官、自民党幹事長などを歴任)という達人がいましてね、あの人は悪魔にでもひれ伏す人でしたからね。 やっぱり小さな政党のことも大事にしながら、協議を進めていかないとうまくいかないんですよね。ですから、そこは心掛けなきゃいけないと。かつての小さな政党にいたものから見たら。 ただ、難しいのは来年、参議院選挙控えてるでしょ。各党独自路線をこれから出していかないと、参議院選挙比例票も含めて取れませんのでね。そことのせめぎあい。 今の国民にとって、国民生活を良くしていく。それから厳しい国際環境の中で、例えば中東の問題とかですね。日本は、和平なども力を尽くしていかなきゃいけないとか。 そういう国際状況や国民の生活、私たちがそれぞれの野党と言われる各党がどういう振る舞いをすればいいのかというのは大原則だと思います。大同団結すべきだと思います。 (関西テレビ「newsランナー」 2024年10月28日放送)
関西テレビ