「日本は政権交代に慣れていない。結果を求めるのが早すぎるんとちゃうか」辻元清美氏 大躍進した立憲 他党との連携は
■連立政権は100%合意しないとつくれないとは思わない
共同通信社編集委員 太田昌克さん:辻元さんは国対委員長、今の自民・森山幹事長と丁々発止でされましたよね。合意形成の術っていうのは、お得意な分野だと思うんです。 昨日、ある国民民主党の幹部と話したんですけれども、立憲とやっていこうとすると、やっぱり引っかかるのが立憲はリベラルが強すぎる。 例えば原発の問題っていうんですね。この辺の合意形成が難しい分野は、転がしながら解を探るというようなそういうことはお考えでしょうか? 立憲民主党・辻元清美代表代行:(議員)1年生の時のスタートが『自社さ政権』( ※自民党、社民党、新党さきがけの連立政権)だったんですね。あの時なんかは、自民党と当時の土井たか子さんの社民党ですから橋本龍太郎さんと土井たか子さんが並んでたわけですよ。 これとこれをやる政権なんだと明らかにして、やらないことも明らかにして、そしてさらには協議をしていくことも明らかにして、合意を作って、その上で政権を担ったわけなんですね。 ですから、連立政権のつくり方っていうのは、100%全部合意しないとつくれないわけではないというように思います。
■「日本は政権交代に慣れていない、結果を求めるのが早すぎるんとちゃうか」
立憲民主党・辻元清美代表代行:ただ反省もあって、長持ちするかっていうところもありますからね。 その辺の忍耐力と国民の皆さんも日本は政権交代に慣れてない国なので、すぐに結果を求めるのが早すぎるんちゃうかと私はやってる方から見たら思うんですよ。 どんな大きな船もぐーっと舵を変えて、羅針盤を切り替えていかないと動かないのと同じように、政権交代可能な国っていうイギリスにしてもアメリカにしても、例えば オバマ大統領にしても、1期目はボロカス言われたりしてましたけど、2期やらせてみようと。8年ぐらいかからないと政治は変わらないっていうようにですね だからやっぱりこの日本の国民の皆さんの意識もそれから私たちも忍耐強く少しでも日本を良くしていく。 そのためには、切磋琢磨する2つの政治勢力があって、そこがやっぱり交代の緊張感を持ちながら政治を運営していくっていう私は政策の合意も必要だし、そういう政治文化や寄付も変えていかないとだめだなと思ってるんです。 だから正直にしゃべろうと思ってるんです。『こんなとこしんどいねん』と。合意してへんけど。『でももうちょっと待ってて。今ここまでやってるから、もうちょっと、ここまでやれるまで時間かかりそうやねん』とか。 そういうことをやっぱり説明をしていく。みんなにオープンにしていくということが私は大事だと思っています。