杉原愛子

　体操のパリ五輪代表選考会を兼ねた個人総合で争うＮＨＫ杯は１６日から４日間、群馬・高崎アリーナで行われる。 　女子で３大会連続の五輪出場を目指し、昨年現役復帰した２４歳の杉原愛子（ＴＲｙＡＳ）は、「体操界女子の中では（年齢が）上の方かもしれないけど、世間一般で見たら若い方。若い選手に負けないくらい元気な演技を届けられるように」と力を込めた。 　パリ五輪代表は、ＮＨＫ杯の上位４人とチーム貢献度で１人が決まる。杉原は全日本を終えて５位につけ、代表圏内の４位とはわずか０・０３４点差。過去２度、五輪代表選考会を乗り越えた経験を生かし「自信を持ってここまで臨めている。ここまで来たことに感謝の気持ちでいっぱい。自信を持ってできてるから楽に今日も会場練習を楽しくできた」と笑顔を浮かべた。 　先週は１度、疲労からか体調を崩して発熱。「疲れが出てしまったかなと。良い感じで休めたとプラスに捉えている」と体調は順調に回復中。「今週、ハッピーにします！」と五輪切符を手にし、最高の週末にする。