GLAY・TERU、「25年前に出演した時は解散寸前でした」 危機を乗り越え紅白歌合戦に帰還し熱唱
◇31日 第75回NHK紅白歌合戦(東京・NHKホール) 25年ぶりの出場となったロックバンド「GLAY」。四半世紀ぶりの紅白当日を迎えた朝、ボーカルのTERU(53)は自身のXでこう心境を吐露していた。 ◆大トリはMISIA…紅白歌合戦出場歌手&曲順【画像】 「25年前に出演した時はGLAYは解散寸前でしたが、あの時に踏ん張れたからこそまたこうして同じステージに立つことができるんだと思うと感慨深いです。ずっと支え続けてくれた多くの方々に感謝の気持ちを届けたいと思います‼」 25年前の1999年といえば、7月に幕張メッセ(千葉県)で伝説の20万人ライブを開催した年。ドームツアーを成功させ、「Winter, again」で日本レコード大賞も受賞するなどまさに人気絶頂期だったが、マネジメント側とメンバーの間に亀裂が生じて解散の危機に。だがメンバー4人と固い絆によって回避し、今年5月に30周年を迎えた。 歌唱前、リーダーのTAKURO(53)は「25年(ぶり)かぁって思ったんですけど、THE ALFEEさんは41年ぶりと聞いて、先輩ミュージシャンのように音楽を信じて、仲間を信じてより頑張っていこうと勇気をもらいました」としみじみ。TERUは歌唱曲「誘惑」について「ライブでも定番なので、騒ぎたいと思います」と予告した。歌い終えると、メンバーは満足げに観客に手を振っていた。 ステージを終えたTERUは「25年ぶりだったので、ファンの人たちも、家族とかもみんな楽しみにしててくれたので、ちょっといつも以上に動き回ったんじゃないかなと思いますね」と語り、TAKUROは「温かかったですね。やっぱりなんかお客さんも一緒に盛り上げようって気持ちが伝わってきたんで、よりこっちも力が入りました」と話した。 25年前はどうだったかについては、TAKUROが「緊張してたね。大御所さん、もう先輩ばかりなので」と言い、TERUは「北島三郎さんもかわいがってくれたけど、それがまた逆にプレッシャーになったりとかね」と笑っていた。 来年は5月31日と6月1日に東京ドーム、6月8日に京セラドーム大阪で30周年イヤーを締めくくるドームツアー「GLAY EXPO 2024―2025 GRAND FINAL」を開催予定で、まだまだ走り続ける。
中日スポーツ