【NFL】アーロン・ドナルドがラムズの練習に参加し、アドバイスを提供
引退発表からまだ5カ月も経っていない中で、アーロン・ドナルドが現地14日(水)にロサンゼルス・ラムズの元に戻ってきた。ただし、今回は元所属チームとなったラムズの様子を見て、自分がいない状態で歩んでいこうとしているディフェンシブラインマンたちにいくつかアドバイスするための訪問だ。
攻撃コーディネーター(OC)マイク・ラフルアーはプロレスのイベントである“Wrestlemania(レッスルマニア)”で見られるような派手なカムバックを期待していた一方で、将来の殿堂入りが確実視されているドナルドと再会できただけで十分に満足しているようだ。
チーム公式記録によると、ラフルアーOCは「彼を見ると笑顔になるだろう?」と述べたという。
「“ストーン・コールド”ことスティーブ・オースティンの入場曲が流れて、ジャージーを着た彼が“戻ってきたぞ”って言う、みたいな場面を期待していたけど、彼に会えただけでうれしい。Dラインだけじゃなくて、みんなそうだ。“調子はどう?”と聞くと“元気だ”と答えてくれる。それだけで笑顔になる。そういう瞬間のためにやっているんだ」
ラムズの2回にわたるスーパーボウル進出と、1回のロンバルディトロフィー獲得に貢献するなど、10年間のキャリアで輝かしい功績を残してきたドナルドは、今オフシーズンに引退を決意した。
最後のシーズンに、ディフェンシブタックル(DT)コビー・ターナーのように優秀な若手選手の手助けをしていたドナルド。今回の練習では、ラインバッカー(LB)ジャレッド・ヴァースやDTブレイデン・フィスクなど、共にプレーすることはない新人選手たちに知恵を授けていた。
守備コーディネーター(DC)クリス・シュラは「彼に会えて最高だった」とコメント。
「彼がフィスクに助言を与えているところを見られてよかったし、私もそこに立って聞いていた。彼と会えて本当によかった。彼がここにいてくれて最高だった」