程よいイメチェンの塩梅とは? 自分のセンスに頼らずOK、「これだけ押さえればいい」ニュアンスヘアアレンジの方法
イメチェンしようと様々なテクニックを実践するも、”頑張っちゃっています感”が出すぎてしまうことも。特にヘアアレンジは印象を作る大切な要素となりますが、美容師さんが作る繊細なウェーブやカール感は、自分で再現するのに高いハードルを感じます。どうすれば、よい塩梅で"抜け感"や"こなれ感"を出せるのか。結局センスがないとダメなのか…? 国内でニュアンスヘアアレンジのトレンドを広めた人気スタイリストのRumiさん(@ru0711)は、「ポイントさえ押さえれば、感覚やセンスに自信のない方でもニュアンスヘアが簡単に作れる」と話します。”これさえ押さえておけばいい!”ヘアアレンジのポイントを聞きました。 【How to動画】細かそうに見えてめちゃ簡単! Rumiさん解説「旬の外ハネストレート」
■女性ファッションのカジュアル化が進む今「コンサバのヘアスタイルとのバランスが取りづらくなってきた」
ニュアンスヘアとは「かっちりしていない『抜け感』『無造作感』『空気感』のことを言い、動きのあるナチュラルなスタイルになります」とRumiさん。 「もうここ数年、女性のファッションがカジュアル化して、ヒールを履く方も減ってきています。きれいめヘアがあまり似合わなくなってきたかなという印象を受けます。スニーカーがトレンドであったり、メンズライクなファッションを好んだりする方が増え、カチッとしたコンサバなヘアスタイルはファッションとのバランスが取りにくい。だからこそ、お客様も無造作、ニュアンスのあるヘアスタイルを求めるようになってきたという気がしますね」(Rumiさん、以下同) もともと外国人風のヘアスタイルを好んでいたRumiさんがニュアンスヘアに取り組んだのは10年以上前。当時はヘアアレンジというジャンル自体があまり浸透していなく、ヘアセットと言えば結婚式パーティーでのオーダーが多かったと言います。「そういったスタイルは普段、なかなかできないですよね。もっとラフにカジュアルにヘアアレンジを楽しめたらいいなと考えたのが『波ウェーブ』でした」。 「波ウェーブ(波巻き)」とは、髪を外ハネ・内巻きと交互にカールを付けたランダムで無造作感のある巻き方のこと。ストレートアイロンを使うことで、カールアイロンでは出せないニュアンスを出すことができます。 「海外の雑誌のようなスタイリングです。ラフなファッションにバサッとした抜け感のあるヘアスタイルがすごく素敵だと思いました。あの雰囲気はきっちり巻くと出なくて、根元からの空気感ありきのヘアスタイルだと思って。波巻きをするとバサバサッとした柔らかいニュアンスが出て素敵だなと思い至りました」