程よいイメチェンの塩梅とは? 自分のセンスに頼らずOK、「これだけ押さえればいい」ニュアンスヘアアレンジの方法
■面倒くさいと手を抜きがち…ニュアンスヘアのポイントは、いかに”ツヤ”を出すか
無造作感を自分で出すのはハードルが高いイメージがありますが、押さえるべきポイントをマスターすれば、簡単なステップでバリエーションの広がるニュアンスヘアアレンジが楽しめるそう。 【ニュアンスヘアアレンジのポイント】 (1)顔周りの髪に”ツヤ感”を出す 「顔周りの毛先がパサついていると、老けた印象に見えてしまいます。前髪の毛先だけではなく、根元付近からツヤを出すようにアイロンを通してもらうだけでも、質感が変わってオシャレに見えますね」 (2)前髪や後れ毛にバームやワックスをつけて”束感”を作る 「前髪にアイロンを通さずに、薄い前髪がパラパラと落ちていて、後れ毛も巻かずにバサッと落ちているだけだったら、すごく疲れて見えると思うんです。まずアイロンを通してツヤを出し、少し巻いておくだけでも一気にオシャレ感が出ますし、つまんで束感をつけるだけで洗練された雰囲気になるんですよね。バームは程よい硬さがあったほうが使いやすいと思います。そういう部分を少しだけでもやってあげると、センスがないと気にされている方でも、一気にスタイルがオシャレに見えると思います」 (3)髪全体にストレートアイロンを通す 「ストレートアイロンをかけるのは、髪のクセを直すだけではなく、熱を通すことで髪の質感を変える意味があります。そのひと手間が大事です。アイロンの温度は、私は180℃でやっています。140℃・150℃など低めの温度で設定するとなかなか型がつかず、結局何回もやることになって髪が傷むからです。ブリーチや縮毛矯正をしている方で髪の負担が気になる方もいらっしゃると思うので、ハイダメージ毛の方は160℃とかちょっと弱めの温度でしてあげるか、ダメージを軽減するミストやオイルで事前にケアしてあげると良いです」
■ニュアンスヘアアレンジが叶うヘアカット、上手く伝えるコツは?
これからの新生活にむけて、髪を切ることを検討している方もいらっしゃるでしょう。ニュアンスヘアを取り入れたい時、美容師さんにどのようなオーダーをするとよいのでしょうか? 「アレンジをするとき、ダウンスタイルのときに、『後れ毛がほしいです』と伝えていただくことです。自分のなりたいイメージ画像を探して見せて、どのくらいの量の後れ毛がほしいのか伝えてもらえると私たちもご提案がしやすいです。特に後れ毛は、フェイスラインを小顔に見せる重要な要素でもあります。もみあげ部分だけなのか、うなじ部分もほしいのか。『こんな感じで後れ毛がほしい』と好きなアレンジの画像をいただけるとすごくわかりやすいです」 最後にRumiさんは、「ストレートアイロンは、使いこなせるよう練習あるのみです」とメッセージ。 「髪を一本一本逃さずに引っ張りながらカールをつけられるのが、ストレートアイロンの良さでもあります。ツヤを出しながらカールがつけられ、小回りも効きます。前髪、後れ毛、トップのボリュームなど、細かな部分もカールをつけやすいので、ニュアンスがつけやすく使いやすいと思います。 まずは、カールの強さの感覚をつかむことです。ストレートアイロンは自分の手で強弱がつけられるので、大きいカールをつけたいときは大きく巻けばいいし、小さく巻きたいときは小さくウェーブをつければどれだけでも小さくできるので、そこがまたアイロンとかドライヤーとかとは違う強みなのかなとも思っています。まずはやってみることが一番大事なので、オシャレするためにも少し練習して、頑張ってやっていただけると、すごく素敵な一日を送れると思います!」