【京都の蕎麦】一生に一度は行くべき名店! 550年続く老舗『本家尾張屋本店』で味わう宮内庁御用達の打ち立てそば
ちょうど食べ終わったタイミングで、そば湯が運ばれてきました。とろりとした乳白色のゆで汁をつゆに入れて飲むと、そばの香りと出汁の風味が立ちのぼり、思わずため息をつきたくなるおいしさ。江戸時代の皇室の人々も同じものを食べたのかと思うと、なんだか贅沢な気分になりました。
お茶請けに最適! 素朴な味わいの「そば餅」
ランチを終えたら、併設の「菓子処」でお買い物。モダンな空間にはそば粉を使ったお菓子がずらりと並んでいます。今回は、江戸時代末期から明治時代ごろに誕生したという代表銘菓「そば餅」(140円)を購入してみました。
皮にはそば粉が練り込まれていて、口いっぱいに広がる香りと風味を楽しめます。中に入っているのは北海道産小豆を使用した上品なこし餡。ホロホロとした食感の皮と香ばしい黒ごま、しっかりとした甘味の餡のバランスが絶妙で、濃いめの緑茶やコーヒーとよく合います。
パッケージに「トースターで温めてもおいしい」と書かれていたので、半分だけ焼いてみることに。4~6分温めると皮はパリッと香ばしく、中は少しとろっとした食感になりました。素朴でどこか懐かしい味わいの「そば餅」は、京都旅行のお土産にぴったりですよ。
調査結果
『本家尾張屋 本店』は1465年の創業以来、550年近くにわたって愛され続ける老舗そば店。落ち着いた雰囲気の店内で、歴史を感じながらゆっくりとそばを堪能できます。観光の合間にぜひ立ち寄ってみてください。
●SHOP INFO 本家尾張屋 本店 TEL:075-231-3446 住:京都府京都市中京区車屋町通二条下る 営:11:00~15:30(L.O.15:00)※菓子販売のみ9:00~17:30 休:1月1日・2日 本家尾張屋 菓子処 TEL:075-231-3446 住:京都市中京区車屋町通二条下る 営:11:00~16:00 休:不定休
撮影・文◎安達春香