森永卓郎氏 “103万円の壁”引き上げのため国民民主・玉木氏に「僕が変わりに…」決意したこととは
がんで闘病中の経済アナリストの森永卓郎氏(67)が10日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)に生出演。不倫問題で役職停止中の国民民主党・玉木雄一郎代表(55)と会って話をしたと明かした。 【写真あり】父・森永卓郎氏の67歳誕生日に「祝うことはできないのかなと…感慨深いです」 康平氏が2ショットで祝福 番組では、東京商工リサーチが発表した11月の企業倒産件数は、前年同月比4・2パーセント増の841件となり、3カ月連続で前年同月を上回ったことを取り上げた。 これについて森永氏は「だからもうどんどん景気が悪くなっているわけですよ」と断言。「今年の日本経済って、マイナス成長になりそうなんです。ほぼ間違いなく。G7で日本だけなんです」と話した。 「なんで日本だけが景気失速してるか、答えは明らかなんですよ」ときっぱり。「日銀が3月と7月に利上げをして、もう一つは財務省がとてつもない財政引き締めをして、国民に金がないから消費が出ていかないわけです」と説明した。 「なんとしてもこれを切り返さないと、日本経済はボロボロになっちゃうわけですよ」と森永氏。 この日は同局「(飯田浩司のOK!)Cozy up!」に玉木氏が出演したが、森永氏は「帰り際にちょっと私話しかけて」と話をしたと告白。 「この1、2週間が勝負なんです。減税ができるかどうか。で、ザイム真理教との乱闘になった時に、玉木さんが手を出すと玉木さんが傷つくから、僕が変わりに場外乱闘でパイプ椅子持って財務省殴りに行ってやりますから」との気持ちでいると話したという。 それはかつての政治家・浜田幸一さんのやり方だと言われると「そうそうそう。イメージはハマコーですね。私はこの2週間だけハマコーになろうって決意したんです」と森永氏。令和のハマコーだと言われると「えっでも玉木さん、“ありがとうございます”って言ったんだよ」と平然と言ってのけた。 それは社交辞令だと言われても、森永氏は「そうかなあ」と淡々と話した。 それでもここで森永氏の話す減税とは、国民民主党が掲げる103万円の壁引き上げが、どこまで上げられるかということかと確認されると、森永氏は「そうです。基礎控除を今国民民主は75万上積みするって言ってるわけですよ。財務省は10万って言ってるわけですよ」と言い、「物凄い開きがあるわけですよ。どこでオチをつけるのかっていうので、国民生活はがらっと変わる」と力を込めた。 また「一般国民は相手にしないで、パートとか学生だけでお茶を濁そうともしてるんですね」とも語り、「ふざけんじゃねえぞと、苦しいのはサラリーマン全部が苦しい」と憤った。