「金でしか勝てない人間」“裏金”自民を猛批判、都知事選出馬の石丸市長は都民・国民のヒーローなるか
《東京都知事選に出ることにしました。東京を変えて、日本を変えてみたいと思います。一極集中から多極分散へ。これしか東京と地方が発展する道はないと考えています。》 【写真】ネット有志がまとめた、これは見やすい各議員の『自民党裏金リスト』 5月16日に自身のX(旧ツイッター)を更新し、7月7日に投開票(6月20日告示)を迎える東京都知事選への出馬表明をしてみせたのは、広島県安芸高田市の現職市長である石丸伸二氏(41)。 京都大卒の元エリート銀行マンの肩書を持ち、Xの投稿が大きな反響を呼ぶことから“バズる市長”とも称される石丸市長。そんな彼の出馬表明に、普段は意見が噛み合わない“ひろゆき”こと西村博之氏、そして“ホリエモン”こと堀江貴文氏も応援表明。 ネット界の“風雲児”からも太鼓判を押される市長の“都政進出”に、 《新しい風を入れて変えてください》 《このようなリーダーシップを持つ人物がどう都政や国政を動かしていくのか楽しみでしかない》 《おそらく無所属だろうが、これで自民・小池百合子の時代は終わったな》 早速、都政、さらには国政が変わることを期待する、同市長を“現代のヒーロー”と目する、若い世代を中心としたSNSユーザーも多く見受けられる。
都知事選“台風の目”になり得る存在
片や、岸田文雄首相とはじめとする後期高齢者が多い自民党にとって「最大の脅威になるかもしれません」とは、都知事選を注視する全国紙政治部記者。 「これまではネットニュースを賑わせる、地方都市の“物言う”イチ市長でしかなかった石丸市長ですが、今回の出馬表明で自民も無視できない、都知事選“台風の目”になり得る存在として認識されるでしょう」
現職の小池百合子都知事は3選目を目指す意向で、それに伴って、前回に続いて独自候補擁立を見送る方向の自民党。先の衆院補選を全敗しているともあって、これ以上の敗北イメージが染み付くのを避けたいところ。 「3補選で負けた一因となっているのが、到底解決したとは言い難い裏金問題。政治不信が叫ばれる昨今で、さらに国民の方向を向いているとは思えない政策ばかりの政党イメージはどん底とも言えます。 そんな自民党を打ち負かす、大勢力に物おじせずに立ち向かえる若いヒーローの出現を都民、国民が待ち望むのも当然のこと。選挙に向けて、バズる市長のムーブメントは拡大していくのではないでしょうか」(前出・記者)