車を買うなら年収の半分が目安と聞きました。年収が「250万円」の場合、新車だと「ミライース」などの軽自動車しか買えないのでしょうか…?
「車を買うなら年収の半分が目安」といわれています。年収250万円の場合、車の購入に使える費用は125万円程度となるでしょう。もし、125万円で新車を購入するとしたら「ミライース」のような軽自動車しか買えないのでしょうか。 今回は、125万円で購入できる新車の種類や、「車を買うなら年収の半分の額が目安」といわれる理由を解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
車を買うなら年収の半分にすべき理由
ここでは、車を購入する際に「年収の半分が目安」といわれる理由について、詳しく解説します。 ■毎月の支払いが生活費を圧迫する可能性があるため ローンで車を購入する場合、毎月の支払い額を含めても、無理なく生活できるかを確認する必要があります。今回は、年収250万円で年収の半分である125万円の新車を、銀行のマイカーローンを使って購入するケースで考えてみましょう。シミュレーション結果は、以下の通りです。 ・借入金額:125万円 ・借入期間:3年(36回) ・金利:2.45% ・毎月の返済額:3万6049円(年間43万2588円) ・返済総額:129万7764円 銀行のマイカーローン(金利2.45%)を利用すると、毎月の返済額が3万6049円、年間の返済額が43万2588円となり、年収の17.3%を占めます。 仮に、年収250万円の人がマイカーローンを使って200万円の新車を購入する場合は、年間の返済額が69万2136円になり、年収の27.6%と大きな負担になる可能性があります。 ■車を購入すると維持費もかかるため 車を購入すると、カーローンの返済だけでなく維持費も必要になります。維持費の目安は、以下の通りです。 ・軽自動車:年間32万円程度 ・小型自動車:年間38万円程度 ・普通自動車:年間45万円程度 車を購入すると、年間に32万~45万円程度の維持費がかかるといわれています。仮に年収250万円とすると、年収の12~18%程が削られることになり、大きな支出となる可能性があります。 借入額125万円の例では、毎月のマイカーローン支払いが4万円以下のため、維持費をくわえても生活費を圧迫しなければ、問題なく購入できると考えられます。