最強50オーバー棋士“二代目達人”はどっちだ!?前回準優勝の丸山忠久九段VS初出場の行方尚史九段 決勝戦対局開始/将棋・達人戦
将棋の第2回達人戦立川立飛杯決勝が12月4日に行われ、午後5時15分から丸山忠久九段(54)と行方尚史九段(50)が対局を開始した。振り駒の結果、先手は丸山九段に決まった。 【映像】丸山九段VS行方九段 注目の決勝戦 丸山九段は、1990年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:25期)、順位戦B級2組(A級以上:14期)。タイトル獲得は名人2期、棋王1期の通算3期。棋戦優勝は前期銀河戦を含む13回。前期の達人戦は羽生善治九段(54)との決勝戦を戦い、準優勝で第1回大会を終えた。前日の準々決勝では、増田裕司七段(53)を撃破。4日の準決勝では森内俊之九段(54)に破り、2期連続で決勝進出を決めた。今期こそ“達人”の称号を手に入れたい。 行方九段は、1993年10月に四段昇段。竜王戦3組(1組:7期)、順位戦B級2組(A級:6期)。タイトル獲得はないものの名人、王位で挑戦経験があり、棋戦優勝は2回。達人戦は今期が初出場ながら、予選で歴代タイトルホルダーを次々に敗り本戦へ。本戦でも前回覇者の羽生善治九段(54)、佐藤康光九段(55)と“羽生世代”を撃破し決勝の舞台にたどり着いた。本局では、2007年度の第1回朝日杯以来3度目の棋戦優勝を狙う。 両者の公式戦対戦は全24局で、丸山九段の15勝9敗。直近の対戦は2024年3月に行われた第82期順位戦B級2組10回戦で、行方九段が制している。ともに準決勝では大熱戦を制しており、決勝戦も好局となることは必至。大一番となる本局を制し、二代目達人となるのはどちらか。注目の一戦から目が離せない。 達人戦は、2024年4月1日付で満50歳以上の現役棋士に参加資格が与えられている。第2回大会は53人とシード棋士4人の合計57人が出場。「達人」の称号を目指し、熱い戦いが繰り広げられている。本戦の持ち時間は各30分、切れたら一手30秒未満。先手・後手は振り駒で決定する。 (ABEMA/将棋チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部