本日公開!『マッドマックス:フュリオサ』“修羅の道”を3章立てでまとめたチャプター予告で鑑賞意欲MAX
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)へ連なる伝説のサーガ最新作としてついに公開を迎えた『マッドマックス:フュリオサ』から、本作の見どころをまとめたチャプター予告が解禁。監督を務めたジョージ・ミラーから日本のファンに向けたメッセージも到着した。 【写真を見る】クリス・ヘムズワースが演じるのは、フュリオサの宿敵ディメンタス 2015年に公開されるやいなや、リアルで圧巻のノンストップ・カーアクションが世界中を席巻し、映画史を変えた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。『マッドマックス』(79)から始まる伝説の創始者である巨匠ジョージ・ミラーが再び世界に放つ、伝説のサーガ最新作『マッドマックス:フュリオサ』では、前作でシャーリーズ・セロンが演じたサーガ最強の戦士・フュリオサの怒りの“原点”が、アニャ・テイラー=ジョイとクリス・ヘムズワースの共演で新たに描かれる。 日本公開に先駆け、5月22日(水)にベルギー、スウェーデン、デンマーク、韓国、台湾、シンガポール、インドネシア、タイ、フィリピンで公開され初日首位を記録。5月24日(金)には全米で封切られ、全世界興行収入が5,880万ドルを記録(約92億1749万円 ※5/27Box Office mojo調べ 1ドル156.76円換算)、全世界で初登場No.1の大ヒットスタートを切った。さらに、アジアでは香港、インド、台湾で「マッドマックス」シリーズ及びジョージ・ミラー監督作品史上最大のオープニング記録を達成した。 このたび解禁となったのは、本作の魅力を3つの章に分け、見どころをたっぷり解説したチャプター予告映像。「修羅の道」と題された第1章の映像では“緑の地”で母ジャバサ(チャーリー・フレイザー)と幸せに暮らしていたフュリオサが、誘拐される幼少期から始まる。助けに来た母もディメンタス将軍に捕まり「“緑の地”を守って」という約束の言葉を最後に、フュリオサの目の前で殺され、故郷への帰還と、宿敵への復讐を誓う。前作では詳細が明らかにされなかった彼女の生い立ちや“怒りの原点”が丁寧に描かれる。 成長したフュリオサは身を隠しながら、虎視眈々と故郷への帰還の機会を伺う。「怒りの戦士、誕生」と題された第2章では、荒野を駆ける超巨大タンカー“ウォー・タンク”をはじめ、イカれた改造車たちとの怒涛のアクションが展開。これまでにないスケール、アングル、スピードで、観るものを置き去りにするほどの疾走感は、まさに車に乗っているかのような圧倒的ライド体験を実現している。一方、フュリオサの心の拠り所となる護衛隊長ジャック(トム・バーク)との出会いも描かれる。前作ではマックス(トム・ハーディ)との間に絆が生まれたが、本作では若きフュリオサにとってジャックがどのような存在となるのかも気になるところだ。 「復讐のエンジンを鳴らせ」と題された第3章では、鉄の義手、バズカット、顔を覆う真っ黒なグリースで、戦闘準備万端のフュリオサは、さらに憤怒を加速させて、宿敵ディメンタスを追い詰めていく。爆走する改造車が入り乱れ、火炎放射攻撃を避けながら、銃で応戦する姿はまさに“怒りの戦士”。迫りくる強敵たちをなぎ倒し、復讐のエンジンを爆走させる様は、観る者すべての血液を沸騰させるほどの大迫力だ。 さらに監督のジョージ・ミラーから日本のファンに向けたメッセージも到着。「ハロージャパン!最高のキャストとスタッフが全力で作り上げた作品です。日本で披露できることを誇りに思っています。きっと何かを感じ取ってもらえるはずです。皆さんの感想を聞かせてください!」とコメント。さらに、今回解禁された“チャプター予告”にも言及。「この予告は、フュリオサが10歳の時に、“緑の地”から連れ去られるところから始まります。彼女の人生を追い、様々な試練を経て、荒野“ウェイストランド”で命よりも大切な水を支配し、“シタデル”と呼ばれる砦に鎮座するイモータン・ジョーに使える警護隊長である彼女は、ウォー・タンクを運転し、やがて大隊長へとのぼり詰めていく。『怒りのデス・ロード』に至るまでの15年以上の物語を描いています。このフュリオサの長い旅路を紡ぐために、5つの章に分ける必要がありました。“チャプター予告”は、この物語のダイジェストのような映像になっています」と語っている。 さらにミラーは、複数鑑賞に関して次のようにコメント。「映画を観て、映画館から出る。そして観たばかりの作品を、もっと理解するためにすぐに映画館へ戻りたいと思う。それは映画を愛する私がこれまで何度も経験をしてきたことです。なぜ、そのような映画は私を強く引き付けるのか。それは寓話だからです。寓話であるがゆえに、その解釈は観る者の世界観に委ねられる。それぞれの人生の経験によって、意味を持つものになる。それが寓話の本質です。そのような物語には、命のようなもの宿っていて、観客との対話があるのです。解釈の柔軟性こそが、こういった物語が興味深い点なのです。細かいディテール、さりげないジェスチャーでさえも、皆さんが観るたびに気付くことがあると思います。それは物語に、重みがある証。見た目よりも、深い内容がある。もしくは氷山の一角で、その下にはもっと奥深いものである。リピート鑑賞することで、得るものがあると思ってもらえると嬉しいです」としている。 第1作目から45年続く伝説的映画シリーズの最新作となる本作。フュリオサがたどる“修羅の道”を映画館の大画面で堪能してほしい。 文/スズキヒロシ