オリックス紅林弘太郎、プレミア12合宿で柵越え次々…井端監督「驚いた」
11月に開幕する野球の国際大会「ラグザス プレミア12」で、オリックスの紅林は、短期決戦での勝負強さを買われて日本代表「侍ジャパン」に選出された。宮崎市内で行われている事前合宿では力強い打球を連発し、猛アピールを続けている。 【写真】紅林弘太郎 選手プロフィル
合宿3日目の31日。フリー打撃に臨んだ紅林は、左翼や中堅方向への柵越えを次々と放ち、球場に集まったファンを沸かせる。練習を見守った井端監督は「初日からあのような(良い)状態が続いている。正直、驚いた」と話した。
5年目の今季は打率2割4分7厘、2本塁打、38打点で、いずれも前年の成績を下回った。「代表に選ばれると思っていなかった」と紅林。一方、井端監督は「短期(決戦)に強い」と選抜の理由を説明する。
2021年から3年連続で出場した日本シリーズで、通算打率3割3分3厘をマーク。昨季は敢闘選手に選ばれた。紅林は「終わりが見える短期決戦の方が、力を出し切れる」と好成績の要因を分析する。
今回のメンバーには源田(西武)や村林(楽天)など、各チームで同じ遊撃を守る選手が多い。合宿では三塁守備にも取り組む紅林は「任された場所で仕事ができるよう準備したい」。チーム野手最年少の22歳が、スタメン争いに食い込んでいく。