見応えがあったスクイズを巡る攻防。“奇策”を仕掛ける新庄采配で日本ハム浮上の可能性は十分【伊原春樹の野球の真髄】
常にベンチでさまざまな作戦を考えている新庄剛志監督[写真=桜井ひとし]
1点を巡る攻防――。監督の采配による駆け引きは十分、見応えがあった。 6月24日、ZOZOマリンで行われたロッテ対日本ハムだ。4対4で迎えた9回表、日本ハムはロッテのクローザー・益田直也から先頭の上川畑大悟が二塁打。続く江越大賀は犠打を試みたが、打球をつかんだ捕手の田村龍弘は勝負をかけて三塁に送球するもセーフ。フィルダースチョイスで無死一、三塁となり、石井一成の初球、江越がスチールを決めて二、三塁に。広がったチャンス。石井の4球目、カウント2-1で日本ハムベンチはスクイズを仕掛けた。 しかし、ロッテベンチは冷静だった。バッテリーにウエストを指示して、スクイズを阻止。三走をアウトにした。だが、ピンチは続く。この間、二走・江越は三塁に進み・・・
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週刊ベースボール