土屋アンナ「母の事務所で新たなスタート。私生活では子ども4人、猫6匹に囲まれて。性格が違う家族3世代で助け合い」
◆自分が親になってから、母に感謝できるように 「子どもは子どもらしくあれ!」みたいな土屋家で、子どもたちが「いただきます」「ごちそうさまでした」ときちんと言えるのは、祖父母や母から常に感謝することを教えられたことや、良い指導者に出会えたおかげ。なので近いうちに、女の子2人も同じ柔道の先生のところに送り込もうかな、と思っています。(笑) 下の2人、星波と虹波はまたお兄ちゃんたちとは全然違うんですよね。女の子というのもあるのでしょうが、まあ口が達者。私なんか「えっ?」しか言えません。「ママ、これは違うと思う!」「だってこういうふうに言ったじゃない!?」と言った具合にガンガン来られて、もう「ど、どうしよう心羽……」みたいな。(笑) 2人ともアスリート並みの体力があって、めっちゃ元気。上の2人もそうですが、うちの子たちは全員すごく体力があるんです。そこはとってもいいなと思っています。人間、健康だったらなんとかなりますから。元気が一番です。 女どうしって、ぶつかるときはとことんまで行っちゃうんですよね。私も若い頃、母とバチバチやったのでよくわかります。私自身、母に感謝できるようになったのは、自分が親になってからでした。仕事で忙しい中お弁当を作ってくれたこと、毎日手作りの食事を用意してくれたこと。それがどれだけ大変だったか。 特に母はラフな性格の私とは違い、洗濯物に毎日アイロンをかける几帳面な人なので、より大変だったと思います。今もこうして仕事の面でも支えてくれて、本当にありがたいです。
◆『SaGa THE STAGE~再生の絆~』で2役に挑戦 2024年2月~3月、舞台『SaGa THE STAGE~再生の絆~』に出演させていただきます。この作品はRPGが原作のファンタジーで、私が演じるのは強い母性を持った魔女・イーヴリンと、モンスターのような悪役・リアルクィーンの2役。しかも二幕目では歌を歌うシーンも。歌に関して言えば、ライブは山ほどやってきていますが、こうした舞台のストーリーの中で歌った経験はほとんどないんです。声の使い方などを含め、しっかり技術を学ばせていただこうと意気込んでいます。今は、生まれて初めてテーマパークに行くくらいの大きなワクワク感の中にいます。 私は普段、お芝居では映画など映像の仕事が多いのですが、映像と舞台、どちらも同じくらい良さを感じています。舞台の最大の魅力は、同じ演目をやっても決して同じにならないライブ感。ひたすら練習して皆で積み上げたものを、お客さんの前で披露して初めて完成するのが舞台です。演者と観客の思いのぶつかり合いという意味では、音楽とすごく似ている気がします。 この舞台は、ストーリーの面白さもさることながら、ゴージャスな衣装も見どころのひとつになっています。芸術的な空間に身を置くことに最大の幸せを感じる私にとって、メイクさん、衣装さんの力を借りて物語の世界観に没入できる本作は、楽しみしかないです。ゲームの世界がどう表現されるのかまだ想像がつきませんが、役になりきって思い切りやれる作品に出会えたと思っていますので、読者の皆さんにも劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。
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