阪神・森下翔太が最終戦でみせた一年間の集大成「回旋し切った状態からのコンタクト」
新フォームのメリットについて「コンタクト率ですかね。やっぱり最短距離プラスで体の中心で全部捉えることができるようになるんで、コンタクト率っていうのは上がる」と話していた。身につけられたかどうかは、数字を見ればよく分かる。1年目は・237だった打率が、今季は・275とジャンプアップ。出場試合数の増加にも伴い本塁打は10から16に、打点は41から73と、全ての数字を大きく伸ばした。
「オフから取り組んできたものも、かなり自分の中でも自信になったものもあった。まだ自分の中ではもっともっとできるなっていう風に感じているので、またオフシーズンに鍛え直して、優勝を次のシーズンでできるようにしっかり準備していきたい」
阪神の選手としての2年目は終了したが、初めての侍ジャパンのトップチームにも選出され、11月に開催されるプレミア12に挑む。「休んでいる暇もないと思う」。まだまだ成長段階。次のステップへ、進化を止めない。(中屋友那)