東京女子医大、学長が辞任 医学部長が代行に
東京女子医大(東京都新宿区)は7日までに、丸義朗学長が辞任したと発表した。医学部長の中神朋子教授が、新学長が任命されるまで学長代行を務める。 東京女子医大では、同窓会組織の一般社団法人「至誠会」を巡る不透明な資金の動きが発覚。卒業生らが昨年3月、大学理事長だった岩本絹子氏を刑事告発し、警視庁は今年3月、一般社団法人法違反(特別背任)の疑いで大学本部や岩本氏の自宅などを家宅捜索した。 大学が設置した第三者委員会は今年8月、岩本氏の「1強体制」が存在し、ガバナンス(組織統治)不全となっており、抜本的改革が必要との報告書をまとめた。岩本氏は同月、理事長を解任された。