日本ハム 逆転サヨナラ負け 京セラ5連敗、CS決定は23日以降に
「オリックス2-1日本ハム」(21日、京セラドーム大阪) 目前の勝利がスルリと逃げた。日本ハムは九回。8回無失点の北山に代えて田中正を送ったが、これが裏目の逆転サヨナラ負け。新庄監督は「北山君は最後、球が浮き始めていた。正義君もずっといい形で抑えていたので」と継投理由を説明した。 息詰まる投手戦。八回まではシナリオ通りだった。五回1死一、三塁からは田宮が、警戒される中スクイズ成功。2球セーフティースクイズの構えから引いて、3球目は“待て”のサイン。4球目に成功させて「やるぞ、やるぞ、で、やらないぞで、やる」。駆け引きに勝ってニンマリだ。 収穫もあった。5月に17試合に登板した二刀流・矢沢を、野手として1軍登録し、即スタメン起用。山下からの1安打を含む2安打を放った。「矢沢君しか合ってないかなっていうぐらい。十分な活躍をしてくれました」と微笑んだ。 「この球場でホントこの負け方、何回見てきたか」。これで京セラでは5連敗。22日にも決まるはずだったCS出場決定は23日以降に持ち越し。その一方で、22日にもV逸が決まる。「またあした。楽しんでいきます」。鬼門・大阪で一矢報いる。