創業12年を迎えたスイスの流体機械式高級時計ブランド“HYT（エイチ ワイ ティー）”は、日本・スイス国交樹立160周年を記念した新作“S1”コレクションを発表した。日本限定、8本のみ発売される。 【画像】両面ともにスケルトン、美しすぎるムーヴメント機構（別アングル）

日本・スイス国交樹立160周年を記念した新作“S1”コレクション

“S1”とは“Sport”の頭文字から名付けられており、HYT初のスポーツウオッチシリーズ。本モデルは、オープンワークになった文字盤とチタン製ケースのメカニカルでパワフルな印象のデザインが特徴となっている。横45.3mmと存在感のあるケースはサテン仕上げにより柔らかい印象を与える。またフランジのミニチュアハニカム構造やアラビア数字をあしらうことで、スポーティさを強調している。時間はブラックの流体がマークし、全体のモノクロームな配色とマッチ。 オープンになった文字盤からは時計のエンジン部分であるムーヴメントをはっきりと見ることができる。搭載するキャリバー“501-CM”は、すべての部品を高級時計製造のレベルで仕上げ、チタニウム製のリューズを2時と3時位置の間で回して巻き上げる主ゼンマイを備える。これにより、中央の分針や9時と10時の間のサブダイアルのスモールセコンド、リューズと一直線に配置したパワーリザーブインジケーターのスモール針が動く。また6時位置に配置されている一対のベローは特殊合金製で、壁の厚さは人間の髪の毛のわずか4分の1となっている。

ベルトには角度をつけており、手首に装着した時に快適で安定感のある着け心地を実現。ベルトはクイックリリース式の交換システムを採用しており、ループバックル付きのライトグレーのVelcroベルトと、ピンバックル付きのブラックラバーストラップが付属する。いずれもケースと流れるようなラインを描く。 50m防水性能を備えるほか、分針には暗い場所でも高い視認性を確保するホワイトのスーパールミノバ（蓄光塗料）がアクセントとなったダークグレーを基調としたカラーを採用。サテン仕上げにより、モダンな印象を演出している。なお、販売価格は1309万円（予価）。