〈決算書〉や〈ネット情報〉だけで判断する投資家より有利!?…こだわりや嗜好を持つ人が〈大化け株〉を見つけられる「これだけの理由」【人気投資ブロガーが解説】
【大化け株の見つけ方(4)】趣味や好みの情報を生かす
仕事以外であれば、あなたの趣味もそのまま強みとして生かせるだろう。必ずしも人に自慢できるような趣味である必要はない。 例えばゲーム。「ポケモンGO」の大ヒットで急騰した任天堂(7974)のように、このジャンルからはいくつも大化け株が登場している。クルマ好きならスバルブランドの富士重工業(現SUBARU、7270)で10倍高を取れたかもしれない。商品やサービスの良さを実感できるだけでも、決算書やネットの情報だけを見て投資している人に比べれば、かなりの強みを持っていると言えるのだ。 もっと言うと、趣味ともいえないこだわりや嗜好でさえも、十分な強みになる。私はトンカツが大好物だが、おかげでトンカツ専門店「かつや」を展開するアークランドサービスホールディングス(2023年8月に親会社による完全子会社化で上場廃止)でテンバガー(10倍株)を取れた。 ひょっとしたらこれが一番大事かもしれない。「好きこそものの上手なれ」だ。株の場合は財産がかかっているので本気度が違う。投資対象のホームページや決算資料を隅から隅まで読めば、専門性に磨きがかかる。 奥山 月仁 会社員投資家