水原一平容疑者、ロサンゼルスの裁判所に出廷
ドジャース大谷翔平選手の口座から24億5000万円以上を不正に送金したとして銀行詐欺の疑いで訴追された元通訳の水原一平容疑者がアメリカ・ロサンゼルスの裁判所に出廷しました。 大谷選手の元通訳・水原一平容疑者は、ロサンゼルスの裁判所の6階にある法廷に出廷しました。裁判所前には多くのメディアが集まっていて、注目の高さがうかがえます。先月、事件が発覚して以降、水原容疑者が公の場に姿を見せるのはこれが初めてです。 アメリカの捜査当局は、大谷選手の口座に無断でアクセスし、1600万ドル以上(24億5000万円以上)を不正に送金したとして、銀行詐欺の疑いで水原容疑者を訴追しました。訴状では、水原容疑者は2021年9月から違法賭博をはじめ、今年1月までの約2年間で1万9000回ほどの賭けをした記録が残っていたとしています。 また、勝った金額の合計は日本円で約218億円だった一方、負けは約280億円に上っていて、約62億円の損失を抱えていたとしています。 その借金返済のために水原容疑者は、大谷選手になりすまして銀行に電話をかけ、違法賭博業者に送金するよう銀行員をだましたとしています。 日本時間13日朝、水原容疑者は自ら捜査当局に出頭したということで、捜査官らに連れられて裁判所に入ったとみられています。 検察側の見立てでは保釈される見通しで、法廷では、保釈金などについても手続きが行われるということです。