【速報】「人を殺すことだってできるから。検察なめんなよ!」 恫喝『取り調べ映像』法廷で再生 冤罪の裏側に『最高検』の指示 方針変えた地検特捜部 大声で怒鳴り 机を叩いた特捜検事 供述を変えた元部下 生まれた元社長の冤罪【プレサンス元社長冤罪事件】
■検察特捜部の恫喝 冤罪生んだ『取り調べ映像』法廷で公開
プレサンスコーポレーションの社長だった山岸忍さんが無罪確定後に国を提訴してから3年近く経った20日、ついに冤罪を生んだ問題の取り調べ映像が大阪地裁の法廷で公開された。 ■【動画で見る】独自入手『取り調べ映像』大声で怒鳴り続ける検事に裁判傍聴者も“恐怖” 冤罪の裏側に検察トップ『最高検』指示 【検事】「お試しで逮捕、起訴とかありえないんだよ」 「人の人生狂わせる権利持ってるから!人を殺すことだってできるんですから、私たちは」 「だから慎重に証拠そろえてやってるんですよ。命かけてんだよ!検察なめんなよ!!」 「あなたたちみたいに金かけてるんじゃねーんだよ。かけてる天秤の重さが違うんだ、なめんじゃねーよ。あんたの人生預かってんの私なんだ!」
『最強の捜査機関』とも言われ、数多くの政治家汚職事件や大型経済事件の立件で注目を集めてきた検察の特捜部。 一方で、その捜査手法には問題があると長年指摘されてきた。 ただ、結局は密室での取り調べでその実態は謎が多いままだった。 今回、その実態が初めて明らかになる。 特捜部検事が大声で恫喝したり、机を叩きつけている取り調べ映像が初めて公に出てきた。
■事件の背景に検察組織の権力構造 特捜部の「文化」
なぜ強引な取り調べをするに至ったのか。 関西テレビは検察関係者らを新たに取材。 明らかになったのは、事件の背景にあった検察組織の権力構造と、脈々と受け継がれてきた『特捜部の文化』だった。 【元検事(特別刑事部)西山晴基弁護士】「トップ(部長・主任検事)が決めたストーリーで、トップがこういう(供述)調書を取ってこい、と」 「その調書を取ってくるまでは毎日朝から夜遅くまで、取り調べから帰ってくるな、と」
■プレサンス元社長山岸さん 当時の部下Kから提案され 学校法人に18億円貸しつけ 学校の理事長となる女性が使い果たす
2016年、山岸さんは、学校法人の土地購入の話を当時の部下Kから提案され、その準備に必要な費用として学校法人に18億円を貸し付けた。 しかし、このお金は後に学校の理事長となる女性が、その職を得るため等に使い果たされる。 そして、女性は学校のお金21億円を横領したとして逮捕起訴される。 話はここで終わらなかった。
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