【速報】「人を殺すことだってできるから。検察なめんなよ!」 恫喝『取り調べ映像』法廷で再生 冤罪の裏側に『最高検』の指示 方針変えた地検特捜部 大声で怒鳴り 机を叩いた特捜検事 供述を変えた元部下 生まれた元社長の冤罪【プレサンス元社長冤罪事件】
■山岸さんの関与を疑った特捜部 元部下Kらを何日にもわたって取り調べ 元部下Kは供述を変更し『ウソの供述』 山岸さんが逮捕・起訴される
大阪地検特捜部は、山岸さんは初めから事情を知っていて女性個人に貸し付けていたのではないかと疑った。 そして、逮捕し勾留していた山岸さんの元部下Kらを、何日にもわたって取り調べを行う。 その結果、元部下Kは当初の供述を変更し、山岸さんの関与について嘘の供述をした。 大阪地検特捜部は、Kの供述を大きな柱として、山岸さんを逮捕・起訴した。
■「検察なめんな」密室で行われた『恫喝的』な取り調べ 机を叩く姿も録画される
裁判になると、取り調べに問題があったことが明らかとなる。 密室で行われた取り調べは、恫喝的なものだった。 密室での取り調べなのになぜ『恫喝的』だと分かったのか。 それは、Kの取調べを担当した田渕大輔検事が「検察なめんな」と大声で怒鳴ったり、机を叩く姿が録画されていたからである。
■「なめんじゃないよ!」机を叩く検事
以下は、田渕検事による取り調べの一幕。このやり取りは、20日の法廷で再生されるまで、映像として世に公開されることはなかった。 【田渕検事】 「どんな功績があるんだよ。どこにあるんですか」 【Kさん】 「ちょっと今、勘違いしました」 【田渕検事】 「なめんじゃないよ!」(机をたたく) 「いい加減なこと言っちゃダメだろ!なんでそんないい加減な説明するんですか!」 【Kさん】 「そこは勘違いしてました」 【田渕検事】 「勘違い?違うでしょ、場当たり的な弁解をしているだけじゃないか!」 机を叩き、怒鳴り続ける検事。 このような取り調べは、およそ50分間にわたって続くこともあった。 この少しのやり取りだけでも、恫喝的な取り調べが行われたことがうかがえる。
■18時間分の取り調べ映像の提出 命じた地裁
このやり取りを、文字で読むのではなく、映像と音声で視聴した場合にどれくらい印象が変わるだろうか。 2022年3月、山岸さんは、国を相手に民事裁判を起こした。 検事の違法な取り調べによって冤罪が作られたと訴えている。 山岸さんは、大阪地裁に取り調べ映像を証拠として見てほしいと主張した。 2023年9月、裁判の審理を進めていた大阪地裁(小田真治裁判長)はおよそ18時間分の取り調べ映像を証拠として提出するよう国に命じた。
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