トランプ氏、次期駐ギリシャ大使も身内起用 長男の婚約者
[ワシントン 10日 ロイター] - トランプ次期米大統領は10日、次期駐ギリシャ大使に元FOXニュースのキャスターで現在は政治資金集めに携わるキンバリー・ギルフォイル氏を指名した。また、次期駐トルコ大使に前任期中に顧問を務めたトム・バラク氏を充てる方針を示した。 ギルフォイル氏は2020年12月31日からトランプ氏の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏と婚約関係にある。トランプ氏は自身の交流サイト「トゥルース・ソーシャル」に「ギルフォイル氏は長年の盟友」と投稿。「ギリシャとの強力な二国間関係を育み、防衛協力、貿易、経済革新に至る広範囲な課題でわれわれの利益促進において完璧に適任だ」と述べた。 バラク氏はトランプ氏の長年の友人で、プライベートエクイティの幹部を務めている。 11月には、前政権で大統領上級顧問だった娘婿ジャレッド・クシュナー氏の父、チャールズ・クシュナー氏を駐フランス大使に指名すると表明。今月1日には次女ティファニー氏の義父に当たるレバノン系米国人実業家マサド・ブーロス氏を中東問題担当の大統領上級顧問に指名すると発表し、身内の起用が続いている。