三菱自動車、大幅改良した「アウトランダーPHEV」発売 先行注文は約3400台で「P Executive Package」が半数以上
三菱自動車工業は10月31日、クロスオーバーSUV「アウトランダーPHEV」を大幅改良して発売した。価格は526万3500円~668万5800円 アウトランダーPHEVは、三菱自動車の電動化技術と四輪制御技術の粋を集め、「威風堂堂」をコンセプトとしたフラグシップモデル。2021年12月にフルモデルチェンジし、力強く存在感のある外観と上質な内装、PHEVシステムによる滑らかで力強い動力性能、ツインモーター4WDと四輪制御技術「S-AWC」からなる高い操縦安定性などが評価されているという。 今回の大幅改良では「洗練」と「上質」をテーマとし、駆動用バッテリの刷新によるEV航続距離の伸長や加速性能の向上、内外装デザインの変更や機能追加による質感の向上、ヤマハと共同開発したオーディオシステム「Dynamic Sound Yamaha Ultimate(ダイナミック サウンド ヤマハ アルティメット)」を全グレードに採用するなどの進化を遂げた。 なお、発売に先駆けて先行注文の受付を開始しており、月販台数計画1000台に対し、10月30日時点で約3400台の注文があったとのこと。 先行注文では、購入者全体の約半数が最上級グレードである「P Executive Package」を選択。Pは33%、Gは11%、Mは4%となり、Pグレード以上を選択した人が85%となった。また、P Executive Package専用装備のセミアニリンレザーシートやDynamic Sound Yamaha Ultimateが好評としている。 ボディカラー構成比は、ホワイトダイヤモンドが30%、ホワイトダイヤモンド/ブラックマイカが17%、ブラックダイヤモンドが10%、ムーンストーングレーメタリックが9%、ムーンストーングレーメタリック/ブラックマイカが9%となっている。 三菱自動車工業 取締役 代表執行役社長 兼 最高経営責任者 加藤隆雄氏は「カーボンニュートラルの実現に向け、PHEVは有力な選択肢としてグローバルで注目が高まっています。他社に先鞭をつけた『アウトランダーPHEV』は、今回さらに熟成を図りいっそう洗練させました。EV航続距離を伸長させながら、滑らかで力強い加速性能を実現。カーボンニュートラルに貢献しながら、ドライビングプレジャーを堪能することができます。この『三菱のPHEV』をぜひ、ご体感ください」とコメントしている。
Car Watch,編集部:北村友里恵